中国がゼロコロナ政策を解除した後の衛星画像、インターネット映像、が公開されました。火葬場には愛する人を火葬するために人々が大量に押し寄せて行列を作り、葬儀社はすべての追悼式を中止したため、遺族は愛する人が火葬される前に別れを告げることができたのは「2分間」だけでした。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
中国国務院が昨年12月7日に、3年間続けたゼロコロナ政策を事実上放棄した、新防疫対策「新10条」の緩和を発表すると、中国全土に感染流行が津波のように広がり、確定患者数が大幅に増加しました。
しかし、中国当局は新10条の発表以後、中国国内で新型コロナで死亡したのは40人以下だと主張しています。
公開された衛星画像からは、北京、南京、成都、昆明など中国6都市で、遺体を運ぶ車や火葬に参列するために並ぶ住民など、葬儀社の活動が劇的に増加していることが示されており、中国の公式発表が死者の急増を反映していないことが示唆されています。
重慶の江南葬儀所の受付係は、米メディアのインタビューに、「6年間ここで働いているが、これほど忙しいことはない。冷凍庫は満杯で、8基の焼却炉はすべて24時間稼働している」と答えています。
米メディアが連絡を取った複数の葬儀社は、あまりに需要が多いため追悼式の開催を中止し、火葬のみを行っていると回答しています。
中国の国家衛生委員会は最近、死亡の分類を明確にし、ウイルス検査が陽性かどうかにかかわらず、ウイルスによる肺炎や呼吸不全による死亡のみを感染症による死亡と分類しています。
しかし、国際的な専門家の予測では、中国の新型コロナによる実際の死者数は1日あたり5,000人近くに上り、今年中国でのパンデミックによる死者は100万人を超えると予測しています。
マクサー・テクノロジーズが先週に撮影した衛星写真には、中国・昆明の葬儀場の駐車場が満杯になり、葬儀場前の入り口近くの通りに車がたくさん並んでいるのが確認できます。
葬儀場のスタッフによると、すべての供養は中止され、遺族は火葬の前に故人に別れを告げることができたが、それはたった「2分間」だけだったということです。
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中国政府がゼロコロナ政策を放棄して、『ゼンブコロナ』政策に転換して以来、感染の爆発的な拡大は日本でも報道されています。
かなりの死亡者が出ていると噂されていますが、『中国はもともとPM2.5に代表されるように空気が悪く、肺に疾患を抱える人が多いため、新型コロナ感染症で重症化するリスクが高い』と指摘する意見もあるようです。
ことの真偽は専門家の分析を待ちたいと思います。
参考記事
<世界新聞網>卫星图揭中国火葬场涌人潮 告别亲人只有2分钟