中国の2023年国家徴用ビデオ会議が18日に北京で開催され、大学生を中心に「戦争の準備と戦闘の即戦力」に必要な理工系学生や技能を持つ者を優先して、前期は2月15日から、後期は8月15日から募兵を行うことが決定されました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
中国人民解放軍は、第20回共産党大会の精神を実行するため、2回の募兵訓練を展開し、 時期的には、前期の募兵は2月15日から3月31日まで、後期は8月15日から9月30日までとなる予定です。
採用目標は大学生に焦点を当て、あらゆるレベル、種類の学校卒業生を採用し、科学技術分野の大学生や戦争・戦闘準備に必要な熟練者の入隊を優先的に承認するとしています。
また、より高学歴の若者、高度な技術を持つ人材、優秀な人材を確保するために、熟練した人材の採用を増やすべきだと指摘しています。
中国の軍事メディア『解放軍報』は元旦の献辞で、新年には中国共産党全体が戦闘チームの理念を強化し、戦闘力の水準を堅持し、戦闘に全力を注ぎ、戦闘中心の軍事訓練に大きな関心を払い、能力の向上を加速し、中国の国家主権、安全、発展利益を断固として守らなければならないと言及しています。
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『人民解放軍は訓練はきついけど、給料をもらいながら色々な資格も取得できるので、(戦争がないときには)とっても良い職場』と言って入隊を勧める退役軍人さんも知り合いにいるのですが、台湾武力侵略が目前に迫っている時節柄、募兵に応じる若者がどれほどいるのでしょうか?
もしかすると、五人に一人が失業者と言われるほど若年失業率が高い状況では、募集定員があっという間に埋まってしまうのかもしれません。
参考記事
<世界新聞網>中国解放军征兵2月15日启动 「备战打仗」人才优先