米国メイン州は、同州のネットワークに接続された端末でのTikTokの使用を禁止しました。また一つ中国企業が所有するソーシャルメディアアプリであるTikTokを州政府の携帯電話などで使用することを禁止する州が現れました。
米国国営国際放送の美國之音の記事より。
メイン州情報技術局は1月19日、人気アプリTikTokが州のサイバーインフラにとって深刻な脅威となる可能性があることを行政職員に通知しました。
この指令は、同州の地元テレビ局WGME-TVが最初に報じたもので、2月1日までに州政府のデバイスおよび州のネットワークに接続された個人のデバイスからTikTokを削除するよう求めています。
これまで、米国連邦政府と20以上の州が中国企業バイトダンスの子会社であるTikTokを禁止していました。バイトダンス社は2020年にシンガポールに本社を移しています。
FBIと連邦通信委員会(FCC)が、バイトダンス社がTikTokユーザーのデータを中国政府と共有する可能性があると警告しています。
昨年来、バイトダンス社の中国に拠点を置くチームが、メディアへの情報リーク元を特定するための秘密監視プログラムの一環として、米国のTikTokユーザーのデータに不適切にアクセスしたことが明らかになっています。
メイン州のジャネット・ミルズ州知事による今回の措置は、州のネットワークに接続されていない個人の端末には影響しないとのことです。 州議会の議員もこの行動への参加を検討する予定です。
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米国では個人情報保護や安全保障上のセキュリティの問題から、TikTok使用禁止が進んでいますが、日本ではデジタル庁がTikTokを広報活動に利用しています。
私としては、中国に長年住んでいて個人情報は中国政府に吸い尽くされているはずですが、日本に帰って来てからの情報まで抜かれるのは嫌なのでTikTokはインストールしてません。
「日本政府に個人情報を取られるからマイナンバーカードは作らない」と言っているのに、TikTokを使って中国政府に個人情報を取られるのは平気な人がいるのは理解できませんが。
参考記事
<美國之音>又一州!缅因州宣布禁止州雇员使用抖音海外版