黄大仙の blog

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ドイツの税関:偽物に近づくな。

偽物は多くの企業の存続を脅かします。 ドイツの税関は、自動車部品、医薬品の偽造品は害を及ぼす可能性さえあると消費者に警告しています。 しかし、ただ安く買いたいという消費者もいることも事実です。

  ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より。

偽物に注意

  粗悪なコンセントは通電すると溶けて変形し、偽造のデザイナーズサングラスはUVフィルターがないため目を傷め、粗悪なレーザーポインターは紙に穴を開けてしまうこともあります。

 

  ドイツの税関は、これらの偽造品に注意するよう警告しています。 フランクフルト税関のアルブレヒト・ヴィート局長は、「近年、人や動物、環境に有害な製品がどんどん市場に出てきている」と述べています。

 

  偽物は、企業や雇用の存続を脅かすだけでなく、正規品と比較して安全性が低い場合が多いため、消費者の健康にも悪影響を及ぼします。

 

  2022年にフランクフルト空港で税関が押収した偽物は、カーアクセサリー、発光ダイオード(LED)ランプ、おもちゃのヘリコプター、携帯電話の充電器、バッテリー、ヘッドホン、メモリーカードなど124000点もありました。

 

  偽物の多くは、中国、台湾、香港からのものでした。 その中には、安全性に疑問のあるリモコン式電源スイッチや調光器も3,000台含まれていました。

 

  税関の広報担当者クリスティーン・ストラスは、「ランプの配線にヒューズがついていないことが多いのです。最大音量調節ができないため、聴覚障害を起こしやすい偽造ヘッドホンもありました」と説明しています。

 

  今年1月末、アジアからEUの安全基準を満たさないレーザーポインター200台が税関に押収されました。また、アメリカ製のレーザーポインターは、規定の800倍ものビーム強度を持っていました。

 

  数週間前、60個の模造デザイナーズ・サングラスがフランクフルトに到着しました。

 

  眼科医のクラウス・ヘックマンは、「UVフィルターのついていない濃いサングラスは最悪です。特に子供やティーンエイジャーは、瞳孔がさらに拡張していることがあるため、注意が必要です。」と説明しています。

 

  大手監査法人アーンスト・アンド・ヤングの調査によると、消費者の3分の2近くが一度は偽物を買ったことがあり、そのうちの3割が偽物であることを認識しているとのことでした。

 

  フランクフルト税関の密輸対策部長のマルクス・テンスガーレマンは、「偽造品に安全な商品はない」と述べています。

 

  ヘッセン州ギーセンの輸入業者が約50キログラムの偽炭を発見したことがあります。業者は、「この炭は、燃焼によって煙や灰が多く出て、人が吸い込む有害な一酸化炭素が多くなり、健康を害することになります」と述べています。

 

  税関のフェッター氏は、偽造医薬品は特に有害であると指摘し、2022年にはフランクフルト空港で170万カプセルの様々な偽造医薬品が税関で押収されたと説明しています。

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  ブランド品の偽物なんて中国でも台湾でも普通に売ってますから、中国に出張したついでに偽物を買っていく人も多くいます。

 

  カシミアのセーターの偽物も有名デパートで堂々と売られていることも多く、タグについてるQRコードを読み取ると、本物だという証明書のウェブが表示されて、生産者や販売者の連絡先がわかるなんてシステムもありました。

 

  深圳のとある地区には、ロレックス、オメガなど有名ブランドの腕時計の偽物だけを売っている業者が集まっているところがあり、「中身は日本製だから時刻は正確だ」と売り込んできます。

 

  彼ら曰く、「深圳で売っている偽物はAランクだが、上海で売っているのはBランクの偽物だ」そうです。違いは上海の偽物は中身も中国製ですぐ壊れるからだそうです。

 

  確かに上海静安寺近くで買ったロレックスは、毎日5分は進むし、1ヶ月も経たないうちに動かなくなりましたね。深圳の〇〇地区で買ったタグ・ホイヤー2年たっても動いてました。

 

  PCR検査陰性証明書も偽造品が1000円ぐらいで空港で売られているそうです。

参考記事

<徳国之声>德国海关:为了健康远离假货

https://bit.ly/3H66qbt