黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

行方不明だった江西省の高校生、胡鑫宇さん 学校に隣接する穀物倉庫で遺体で発見、ほぼ骸骨状態

106日間行方不明になっていた中国江西省の高校生、胡鑫宇さんの遺体が、学校近くの林の中で発見されました。弁護士は「遺族は悲嘆にくれており、真実を知るために解剖を行うことにした」と語りました。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

失踪していた胡鑫宇さん

  江西省上饒公安局は、128日に河口鎮金雞山地区の林の中で首吊り死体が発見され、死亡者は致遠中学の生徒の胡鑫宇さんが行方不明になった時と同じ服装をしていたと発表しました。

 

  [注意]中国の「中学」は日本の高校にあたり、高級中学といいます。日本の中学にあたるのは中国では初級中学といいます。

 

  現場調査の過程でボスレコーダーが見つかっており、専門機関に送付し、識別しています。公安当局は死亡者の生体サンプルのDNA鑑定を行い、死亡者は胡鑫宇さんであると断定しました。

 

  胡鑫宇の母親である李さんは、「ボイスレコーダーは、授業でわからないことがあったら、録音して授業後に何度も聞き返せば良いと、兄が買ってくれたものです」と述べています。

 

  胡鑫宇の遺体は、穀物倉庫で靴ひもでぶら下がった状態で発見され、家族が現場に行って遺体を確認しました。

 

  胡鑫宇の母親の李さんによると、遺体はすでに腐敗し、ほとんど「がいこつ」状態で、 遺体は上着だけを着ていたものの、前後を逆に着ていたようです。

 

  鉛山藍天レスキュー隊の朱氏は、胡鑫宇が行方不明になった後、鉛山藍天レスキュー隊は学校近くの丘も捜索したが、見つからなかったと語っています。

 

  鉛山藍天レスキュー隊は関係者によって組織され、胡鑫宇の遺体が発見された鉛山県の山林を捜索しています。

 

  鉛山藍天レスキュー隊の中には、遺骨が発見された付近を一度や二度ならず何度も探したが、倉庫の中に入ることはなかったと言う人もいました。

 

+++++++++++++++++++++++++++++++++

  江西省上饒市鉛山県の致遠中学で寮生活をしていた胡鑫宇さんは、昨年1014日、寮から100メートルも離れていない校舎へ向かう途中に突然に姿を消しました。

 

  同日午後548分には寮内の監視カメラに映っていましたが、その後、姿が見えなくなりました。寮から校舎までの間に監視カメラに映らない場所が10メートル余りあり、ここで何らかの事件が発生した可能性があると伝えられていました。

 

  中国メディアの中にも「これまで大規模な捜索が行われていたにもかかわらず、なぜ発見されなかったのか」と疑問を提起するメディアもあります。

 

  上饒市の警察は今月7日、学内で殺人や自殺などの事件の痕跡は見つからず、胡鑫宇さん自らが学校を出たとの見方を示していました。

 

  警察や消防などはこれまで、遺体が発見された場所の付近の林や丘をかなり広範にわたって捜索してきましたが、手掛かりは一切見つかっていませんでした。

 

  しかし中国メディアによると、遺体が発見された場所は同校の敷地から壁を隔てたすぐ近く。これまで何度も重点的に捜索されたエリアで、現場付近には捜索のために木が切られた跡も残っていたそうです。

遺体発見場所は失踪した学校のすぐ近く

  ただ、胡鑫宇さんの遺体発見時の状況については当初「林で発見された」とされていましたが、後に「(林に囲まれた)倉庫内で見つかった。周辺は数回捜索していたが倉庫内には入っていなかった」と報じられ、ネット上でも「昨日は林の中と言っていたのになぜ倉庫の中に変わったんだ?」「倉庫内を捜索していなかっただと?警察じゃなくても調べるべき場所だということが分かりそうなものだが」といった声が上がっています。

 

  胡鑫宇さん失踪事件は、監視カメラに囲まれた全寮制の高校から学生が忽然と姿を消したことから、「臓器移植が必要となった共産党上層部のためのドナーとして拉致された」というトンデモ説も流れていましたが、遺体の発見場所が高校の敷地に隣接する倉庫であり、周辺が何度も捜索され、捜索のために樹木も伐採されているのに、失踪から発見まで100日以上もかかっていることで、さまざまな憶測を呼んでいます。

参考記事

<世界新聞網>江西学生胡鑫宇家属:遗体在储粮仓库被找到 几乎成骸骨

https://bit.ly/3kWNlkD