昨年7月に四川省の女性インフルエンサー「提子」が、ホホジロザメを食べたと疑われる動画が流され広く物議を醸しました。公安や政府当局の調査の結果、問題のサメは福建省沿岸で捕獲されたホホジロザメであることが確認され、「提子」は逮捕され、アカウントは凍結されました。
中国国内のニュースサイト百度新聞に掲載された記事より。
四川省南充市市場監督局によると、2023年1月、国家保護下にある野生動物(ホホジロザメ)の違法購入・消費事件を調査・処理し、関係者である「提子」こと金某某に12万5000元(約242万円)の罰金を課しました。
四川省南充市高坪区在住の女性インフルエンサー「提子」こと金某某は、国家重点保護野生動物であるホホジロザメを違法に購入し、昨年5月29日と6月2日にサメを調理して動画を撮影し、7月14日にSNSの「快手」と「抖音」に投稿しました。
動画では「サメは養殖したもので、食用可」とのキャプションが入れられていましたが、南充市当局の調べで、このサメが福建省沿岸で捕獲されたホホジロザメであることが確認され、「提子」は逮捕されました。
また、このサメを捕獲・販売したとして福建省漳州市の漁師の沈某某、颜某某もすでに逮捕されています。
ホホジロザメは国際的に絶滅の危機にある野生動物で、中国では2級保護動物に指定されています。
[YouTubeに転載された「提子」の動画]
「提子」は、南充市に住む、『中等教育を受けただけの20代の女性で(原文のまま)』、南充市内の海産物店で購入したサメを煮たり、バーベキューにしたりして食している動画をSNSに投稿していました。
動画がネット上で物議を醸した後、中国メディアの記者が、直接「提子」に問い合わせたところ、動画のサメはホホジロザメでもなく、絶滅危惧動物でもないと答えたといいます。
しかしその後、南充市当局が残されたサメ関連の臓器組織を検査に出したところ、ホホジロザメであることが確認されました。
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中国にもバカッターがいるんですね。中国のバカッター「提子」は、240万円もの罰金に処せられまた。
日本では飲食店で迷惑行為をして、動画を投稿するバカッターが蛆虫のように湧き出ていますが、店側も毅然とした態度で加害者に対応してほしいですね。
参考記事
<百度新聞>烹食“噬人鲨” 四川网红博主被罚款12.5万元