AIチャットボット『ChatGPT』が注目を集める中で、多くの人が発言内容におけるAIの限界と境界を試しています。中国でもチャットボットの波が巻き起こり、政治的に敏感な問題のフィルタリングのため、別の種類の『ChatCCP』が誕生しています。企業のAI論文が世界で最も多い上位10社のうち、6社がアメリカ、4社が中国です。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ChatGPTの数世代前の技術を使用した4つのチャットボット製品をテストしたところ、最も会話性能が高かったボットは、中国深圳のエンジニア集団が開発した「Gipi Talk」だったが、政治に関する議論はできなかったそうです。
一般に、中国ではインターネット上で政治性の強いキーワードはブロックされており、中国のAIチャットボットも中国のウェブ上で見られるのと同様の制限を受けています。
政治的にセンシティブなキーワードを含む単語が入力されるたびに、ユーザーは壁にぶつかり、一部のネットユーザーは中国のAIチャットボットサービスをまとめて「ChatCCP」(CCPは中国共産党Chinese Communist Partyの頭文字)とからかうようになっています。
香港科学技術大学の人工知能研究センターの馮雁主任は、ユーザーが簡単に政治的な地雷原に触れてしまうこの国では、AIチャットボットは「非常につまらない」ものになりそうだと述べています。
ブルームバーグの記者もWeChat版のAIチャットボットを試し、『習近平は誰?』と質問したところ、『あなたがシェアしたコンテンツには敏感な文字が含まれている可能性があるので、修正して質問を再送してください』と回答されたそうです。
また、AI関連産業の裾野は広がっており、民間企業が発表したAI論文の数が多い世界トップ10は、6社が米国企業、4社が中国企業が占めています。
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chatGPTは使っていますが、文章を要約するのは得意なようで重宝してます。最近はグーグルのスプレッドシートやドキュメントにscriptでchatGPTを組み込んで情報整理に使っています。
皆さんはchatGPTをどのようにお使いでしょうか?世の中が便利になるのは楽しいですね。
ところで、かつての技術立国ニッポンは、AIでは米中の後塵を拝しているようです。がんばれニッポン!
参考記事
<世界新聞網>美媒:过滤政治敏感议题 中国式「ChatCCP」生成