米国の半導体制裁に対抗するため、中国はSMICやファーウェイなどの企業への支援を強化し、関連補助金の条件を緩和したり、政府が支援する研究に対する管理を強化したりすると、フィナンシャル・タイムズが伝えています。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
「半導体メーカーのSMIC、華虹半導体、ファーウェイ、装置サプライヤーの北方華創科技と中微半導体設備は、いずれもこの政策の恩恵を受けることになる」と情報筋は述べています。
選ばれた企業は、これまで要求されていた業績目標を達成することなく、政府の追加資金を利用できるようになります。また、国有企業や学術機関の影響力を弱め、国が支援する研究プロジェクトでより大きな役割を果たすことができるようになります。
中国政府は、今月初めに中央科学技術委員会の設立と科学技術部の改編を決定し、科学技術戦略を正式に再編成したため、多くの半導体企業と、より緊密に連携するようになっています。
この政策に詳しい人物は、「中国政府は、米国の規制を克服するために、これらの企業によるウェハ製造ツールの生産と展開を、資金の上限なく補助する」と述べています。
中国の半導体メーカーと緊密に連携している政府関係者は、「中国は制裁を回避するために、機能しない研究にあまりにも多くの資金を浪費してきた。今は幻想を捨て、業界を救うことができる企業にあらゆる資源を割くべき時だ」と述べています。
イザヤのリサーチ担当副社長である陳逸萍氏は、「中国は自国の代替品の開発を加速させる必要があるが、これは簡単なことではない。代替機を自国のものに置き換えることは、確かに苦難を伴うだろうが、それは避けられない」と述べています。
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米国による先端半導体の対中禁輸は、中国にとって大打撃ですが、中国も黙ってやられるだけではなく、色々と手を打っているようです。
参考記事
<世界新聞網>对抗美国制裁 传中国官方加大扶持中芯、华为等企业