黄大仙の blog

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習近平が警戒する「低級赤」「高級黒」とは?

中国共産党機関誌「求是」は、「習近平:新時代の中国の特色ある社会主義に関する習近平の思想を学び、実践する会議での講話」の全文を掲載し、その中で『「低級赤」「高級黒」の防止に注意を払うこと」と非常に重要な要請がありました。

  フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。

今や絶対権力者となった習近平国家主席

  講話では、党のトップが「低級赤」「高級黒」の厳重な防止を呼びかけており、この問題が習近平国家主席の「偉大な指導者」としての「輝かしいイメージ」に直接関連しているに違いないとの印象を与えています。

 

  「低級赤」「高級黒」:ネット上で生まれたこの2つの言葉は、当局の見解では、最高権力をあざ笑う深刻な性質のものです。

 

  「低級赤」「高級黒」とは具体的にどういう意味でしょうか?

 

・「低級赤」とは、安価で粗悪な製品を指し、転じて習近平国家主席を過度に持ち上げるような言動を「低級赤」と呼びます。

 

・「高級黒」とは、高級なものを装った偽物や、高級品の見た目だけを模倣した偽造品を指し、転じて習近平国家主席の権力強化や政策に対して、表面上は賛美するが、実は批判するような言動を「高級黒」と呼びます。

 

 

  2019年にはすでに、習近平国家主席は「低級赤」と「高級黒」への警戒を呼びかけていますが、ここ数週間、中央規律検査委員会書記から中央閣僚、省書記、市党書記、県党書記まで、習近平の考えを学び実践する運動の中で、「低級赤」「高級黒」を防ぐためのリップサービスを行うのが最近の現象のようです。

 

  中央宣伝部副部長・中央サイバーセキュリティ情報化弁公室の庄栄文は、「正しい方向を堅持し、インターネット上の歴史ニヒリズムに明確に反対し、「低級赤」「高級黒」に断固として終止符を打つ」と強調しました。

 

  なぜ、この問題がこれほど深刻に取り上げられたのでしょうか。それは、10年前の習近平国家主席就任以来、習近平の個人権力に絶対の忠誠を誓う「戒律」が「低級赤」「高級黒」によって侵食されつつあるからです。

 

  中国共産党の指導者である習近平のイメージは、今や毛沢東に近く、神秘的で偉大で全知全能ですが、「低級赤」「高級黒」の悪辣さは、それを笑い飛ばすに等しいことです。

 

  最近では、「習近平総書記が第一回共産党大会の会場を訪問した際に使用した湯呑み」というキャプションの付いた湯呑みの写真が、インターネット上で出回っています。

習近平国家主席様が利用された湯呑み』

  米国在住の民主活動家、王丹氏は、「中国共産党の個人崇拝は狂気の極みに達しており、毛沢東でも信じられないことだろう」とため息をつきます。

 

  このままでは、習近平国家主席が食べた鍋、国家主席が登った山、国家主席が登った坂、国家主席が搭乗した飛行機、国家主席が食べ残した饅頭など、数え上げたらきりがない・・・・・・と皮肉るネットユーザーも少なくありません。

 

  なぜ、習近平時代に「低級赤」「高級黒」がこれほどまでに発達したのでしょうか。それは、個人崇拝と密接に関係しているという分析もあります。

 

  個人がとことん崇拝されると、下は上だけを見るようになり、リーダーの一挙手一投足を有難く仰ぎ見ることになります。しかし、このような状況は、逆に皮肉と崩壊の力を生み、滑稽な効果をもたらす傾向があるのです。

 

  中国共産党中央委員会は「習近平:新時代の中国の特色ある社会主義に関する習近平の思想を学び、実践する会議での講話」を研究するキャンペーンを開始し、特に「低級赤」「高級黒」を防ぐ必要性を強調しました。

 

  「低級赤」「高級黒」という揶揄が、人々の心や高官にまで浸透し、党内での自分の威信や忠誠心が揺らぐことを、習近平は一方では恐れています。だからこそ、「低級赤」「高級黒」を防いで、二枚舌の人間や偽忠誠心を防ぐことが重要なのです。

 

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  記事は習近平国家主席のことを書いていますが、過度に持ち上げる「低級赤」、表面上は賛美しているが、実は批判している「高級黒」は、身の回りを探すと結構いますね。

 

  企業だと「権力者」だと勘違いした『中間管理職』にたいして、お追従ばかり言う「低級赤」や、面従腹背の「高級黒」のヒラ社員なんていくらでもいますよね、、、、たぶん。。。。知らんけど。

参考記事

<rfi>习近平为什么要严防高级黑低级红

https://bit.ly/44y4Eeg