黄大仙の blog

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中国の5月新築住宅価格は続落

中国統計局が発表した5月の全国経済データによると、 不動産は引き続き下落し、70の大中都市の各階層における商業用住宅の販売価格は前月比で下落、前年同月比で下げ幅が拡大しました。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

底が見えない住宅価格下落

  ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、中国の5月の消費成長率は加速したが、工業付加価値と投資の成長率は鈍化したと報じています。

 

  中国の5月の小売売上高は前年同月比3.7%増と加速し、中国政府が内需を拡大させる動きを見せていることから、こちらも予想を上回りました。

 

  ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、中国大中都市の新築住宅価格の下落幅が5月に拡大し、中国政府の不動産救済措置が不動産の回復につながらなかった可能性を示唆しているとコメントしました。

 

  中国統計局によると、5月の一線都市の新築住宅販売価格は前月比0.7%下落し、下落幅は前月より0.1ポイント拡大しました。昨年と比較すると、5月の一線都市の新築商業住宅の販売価格は前年同月比3.2%下落し、下落幅は前月より0.7ポイント拡大しました。

 

  二線都市と三線都市の新築商業住宅の販売価格はそれぞれ前年同月比3.7%、4.9%下落し、下落率は前月より0.8ポイント、0.7ポイント拡大しました。

 

  国家統計局が調査した70都市のうち、4月の64都市に対し、5月は68都市で住宅価格が下落しました。

 

  1月から5月までの不動産開発投資額は4063.2億元(88270億円)で、前年同期比10.1%減少しました。

 

  住宅建設面積は前年同期比11.6%減少し、新築住宅の建築面積、完成住宅の建築面積、新築商業用不動産の販売面積、販売額はいずれも前年同期比で20%以上減少しました。

 

  商業用不動産の販売面積は15.8%増加しました。

 

  今年度の不動産開発企業の手元資金は42571000万元(92500億円)で、前年比24.3%減少しました。

 

  5月の指定規模以上の工業付加価値額は前年同期比5.6%増(前月比0.30%増)、消費財小売総売上高は前年同期比3.7%増(前月比0.51%増)、1月から5月までの固定資産投資額は前年同期比4.0%増となりました。

 

  商品の輸出入総額は前年同期比8.6%増加した。そのうち、輸出は2147.1億元(46600億円)11.2%増加し、輸入は1560.7億元(33900億円)5.2%増加しました。

 

  5月の全国都市部失業率は5.0%で、前月と変わらず、前年同月を0.2ポイント下回りました。

 

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  中国の新築住宅価格は5月も下落が続いています。政策当局が需要回復を図り、デベロッパーの債務負担軽減策を強化しているにもかかわらず、中国の数年にわたる住宅不況はまだ底を打っていないようです。

 

  中国メディアの報道によると、一線都市の新築商業住宅の販売価格は、広州、深圳が-8.3%、-7.4%と下落幅が大きく、北京も-1.8%下落しています。唯一上海だけが+4.5%増加しています。

5月一线城市新建商品住宅销售价格同比降3.2% 上海上涨4.5% _ 东方财富网

 

  上海では単身者向けの中古住宅の販売が拡大したため、これが牽引役となり、中古住宅取引の増加につながり、市場の買い替えチェーンの開拓に貢献したと分析されています。

 

  総体的には不動産不況は続いていますが、細かく見ていくと増加に転じている統計データも見られるようです。中国国家統計局のデータを信じるならば、と注釈が入りますが。

 

参考記事

<自由亜州電台>中国五月份新建住宅价格继续下跌 社会消费品零售增加

https://x.gd/K0mHm