ロイター通信によると、カナダ情報通信研究機構(CSE)は10月30日、中国のハッキングはカナダが直面する国家レベルの最も活発なサイバー脅威であると述べました。オタワの中国大使館はいまのところ反論していませんが、中国はこうした非難を常に否定しています。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
CSEは最新の脅威評価報告書の中で、「中国の広範かつ攻撃的なサイバー計画は現在、カナダに対する最も高度で活発な国家サイバー脅威となっている」と指摘しています。
「中国のハッキングはスパイ活動、知的財産の窃盗、悪意ある影響、国境を越えた抑圧など、高度な政治的・商業的目的に貢献しているとし、中国サイバープログラムの規模、技術、野心は「他に類を見ない」と懸念した。」と報告書は付け加えました。
報告書はまた、ロシアがサイバー計画を通じてカナダとその同盟国に対抗し、不安定化を図ろうとしているとも述べ、イランも脅威として挙げた。
この評価は、カナダと中国の二国間関係が冷え込んでいる時に下されました。
今年4月、ジャスティン・トルドー首相は、中国が過去2回のカナダの選挙に干渉しようとしたと発言し、5月にはカナダ安全保障情報局(CSIS)が、中国が選挙干渉を続けることはカナダの民主主義を損なう恐れがあると警告していました。
++++++++++++++++++++++++
これをカナダだけで起きていることと考えるほどお気楽な人はいないと思いますが、日本の脆弱なセキュリティーはなんとかしないといけません。
参考記事
<自由亜州電台>加拿大情报机构:中国黑客对其构成最大网络威胁