AP通信によると、フィリピン軍は11月4日、南シナ海での島嶼奪取を含む2週間の軍事演習を開始しました。この演習は中国の不興を買うと予想されます。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
演習にはフィリピンの陸海空軍3000人以上が動員されています。フィリピン軍は、この演習は特定の国を狙ったものではなく、潜在的な外部からの脅威に包括的に対応し、国の主権を守るためのものだと述べました。
フィリピン陸軍のマイケル・ロジコ大佐は、中国が遠くから演習を監視することは予想されるが、敵対的な行動をとる可能性は低いと明かしています。
近年、中国は南シナ海での軍事展開を強化し、南シナ海のほぼ全域で主権を主張しているため、フィリピンやベトナムなどとの摩擦が高まっています。
米国は、インド太平洋地域における軍事同盟を強化するため、フィリピンの領土防衛強化を支持してきました。4月には、米国とフィリピンは毎年恒例の合同軍事演習「 バリカタン2024」を実施し、今後も南シナ海の紛争地域を含む関連演習を実施する見通しです。
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4月のバリカタン2024には米国軍とフィリピン軍に加えて、日本の自衛隊やASEAN諸国、オーストラリア軍とフランス軍がオブザーバーで参加していましたが、今月の演習は比軍だけの軍事演習になっています。
参考記事
<自由亜州電台>加强应对外部威胁能力 菲律宾军演模拟南海夺岛