人民の怒りは頂点に達した。
そして紅二代が政権交代を狙い始めた。
新唐人テレビの記事から
紅二代「倒習」風波不止 幕後主使成迷(中文)
https://www.ntdtv.com/b5/2020/03/24/a102806878.html
日本語訳
一見すると盤石に見える習近平政権ですが、
内実は決してそうでは無いようです。
一昨年来の米中貿易戦争で痛めつけられた上に、
昨年末の第1段階の合意がまとめられると、
国内の保守派を中心に反発が広がり、
交渉に当たった劉鶴副首相を漢奸(漢民族の裏切り者)と罵倒し、
バックにいる習近平主席を打倒しろという書き込みがネットにも現れた。
元々習近平を批判していたのは改革派学者が中心で、
保守派は習近平を支持する側であった。
中国では保守派は改革派の数倍おり、
保守派の支持が習近平集権を支えてきた。
ところが米中貿易戦争では関税の度重なる引き上げなど、
屈辱的なことが連続して起きているのに、
ほとんど報復もせずに不平等条約とも言える第1段階の合意をし、
保守派には裏切られたとの思いが強い。
そして現在世界中に広がる新型コロナウイルス感染の問題が起きた。
武漢では12月には眼科医李文亮医師の警告があったにもかかわらず、
警告を握りつぶした挙げ句、李文亮医師を訓戒処分に処した。
新型コロナ肺炎によって李文亮が死亡した後になって、
北京政府は李文亮医師への処分を取り消した。
この時政府担当者は
「下心のある勢力が(李氏を利用して)社会を扇動しようとしても成功しない」
と述べて、「言論の自由」を求める声が高まっていることをけん制したが、
このことは言論の自由を求める声が抑えきれなくなってきているようだ。
最近ネット上に開けられた提案書では、
新型コロナ肺炎の流行、中国経済と国際関係の厳しい状況を考慮して、
習近平が中国共産党書記長及軍事委員会議長を務め続けるのに適切であるかどうかを議論する必要があり、
李克強、汪洋、王岐山の三人の主導により中国共産党政治局の緊急拡大会議が召集されるべきであると提案された。
習近平おろしの情報はどこまで信頼できるかわからないが、
中国内からこのような情報が漏れ出てくるということは、
習近平政権は正念場にいるのかもしれない。
しばらくはニュースの裏をしっかり見ていきましょう。