今年から執行されたカリフォルニア州AB2596法により、カリフォルニア州は春節(正月)は公式の祝日となりました。カリフォルニア州が、春節を祝日とする全米初の州となりました。
フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。
カリフォルニア州AB2596法は、 昨年、カリフォルニア州議会の30名の議員によって提案され、8月31日に州議会両院で可決され、9月29日にニューサム知事が署名して成立しました。
春節(旧正月)は、アジア系アメリカ人にとって1年で最も重要な祝日の一つであり、中国、ベトナム、韓国、台湾からの移民などが春節を祝っています。
このカリフォルニア州での法制化以前にも、ニューヨークやサンフランシスコなど米国内の学校では春節を休校にしていたが、州政府として春節の休日を宣言したのはカリフォルニア州が初めてです。
昨年発表された声明の中で、ニューサム知事は、「旧正月を祝うことは、過去1年間のトラブルを捨て、未来の繁栄と幸運を受け入れることであり、この日を州の祝日に指定することで、カリフォルニアはアジア系アメリカ人がカリフォルニアにもたらす文化の多様性と豊かさを認め、すべてのカリフォルニア人に春節に参加する機会を提供する」と述べています。
ニューサム知事はさらに、「カリフォルニア州の民族的・文化的背景の多様性と豊かさを非常に誇りに思っており、自分の文化的遺産の重要性を州の公式祝日に反映させたいという気持ちは理解できる」と述べています。
現在、米国では春節はまだ国民の祝日ではありませんが、 ニューヨーク選出の中国系アメリカ人下院議員グレース・メンは、昨年2月、春節を連邦政府の祝日にする案を議会に提出しました。 彼女の提案には、議会で44人の共同提案者がいました。
2020年の国勢調査によると、カリフォルニア州の人口は3,953万人で、米国の人口3億3,100万人の11.9%を占め、人口2位のテキサス州の2,864万人を大きく上回っており、カリフォルニア州の一挙一動は全米で強い影響力を持っています。
今回、カリフォルニア州が春節を州の休日としたことは、他の州への刺激となり、春節を国の休日とすることを求める運動にも弾みがつくだろうと見られています。
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日本はアジア圏の中で春節を祝わない数少ない国の一つですが、祝日にしないまでもクリスマスやハロウィンのように派手に祝っても良さそうなものです。
春節楽しいですよ。本当は爆竹を打ちまくって祝いたい、昔のように。
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参考記事
<rfi>美国加州从今年起将农历春节列为法定假日