ロシア軍無人機がラトビア領内に墜落:NATOの東翼で侵犯相次ぐ
ラトビアのエドガルス・リンケービッチ大統領は8日、ロシア軍の無人機が自国に墜落したと述べ、NATOの東側国境沿いの領空で違反行為が増加傾向にあると強調しました。ルーマニアも「新たな侵略」につながるモスクワの「無法な攻撃」を強く非難し、ポーランドはロシアのミサイルが領空に侵入する前に撃墜することが「ウクライナと国境を接する国々に課せられた責務」だと述べました。
フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。

ラトビアは旧ソビエト連邦の共和国で、現在は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているが、1990年の独立以来モスクワとは緊迫した関係にあり、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻以降は両国関係はさらに悪化しています。
ラトビアのエドガルス・リンケービッチ大統領は、ソーシャルメディアXへの8日の投稿で、「ロシア軍の無人機が...昨日ラトビア東部に墜落し、調査が行われている 」と述べました。
Russian military drone has crashed in the Eastern part of Latvia yesterday. There is an ongoing investigation. We are in close contact with our allies. The number of such incidents is increasing along the Eastern flank of NATO and we must address them collectively.
— Edgars Rinkēvičs (@edgarsrinkevics) 2024年9月8日
リンケービッチ大統領は、「我々は同盟国と緊密に連絡を取り合っている。このような事件はNATOの東側で増加しており、我々は集団で対処しなければならない。」と述べました。
ラトビア国防省は声明の中で、無人機がベラルーシからラトビア領空に飛来し、レゼクネ市に墜落したと述べました。
アンドリス・スプルーズ国防相は、「今回の事態は、ドローンの活動を制限するための防空・電子戦能力の開発を含め、ラトビアの東部国境防衛を引き続き強化しなければならないことを示している」と述べました。
NATO加盟国であるルーマニアも8日に、隣国ウクライナの民間インフラを標的としたロシアの攻撃型ドローンが領空に侵入したと発表し、ロシアの「違法な攻撃」を強く非難しました。
ポーランドも、ウクライナを標的としたロシアのミサイルや無人機による領空侵犯を少なくとも2回記録しており、直近では昨年12月に起きています。
ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は先週、フィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、「ポーランドやウクライナと国境を接する国々は、NATOが反対しても、ロシアのミサイルが領空に侵入する前に撃墜する責任がある。」と述べました。
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ロシアのウクライナ攻撃は続いていますが、ロシアの軍事ドローンがNATO諸国の領空を侵犯し、墜落するものもあるようです。
市街地に墜落した場合には人的被害も出かねませんし、意図せぬ紛争拡大にも繋がりかねないので、ロシアには自重を願います。
参考記事
<rfi>俄罗斯军用无人机境内坠毁 拉脱维亚:北约东翼屡遭侵犯