イラン保健局が中国のデータは出たらめと非難
イランと中国とがネット上で大論争
その間に駐イラン日本大使館員が感染発覚
最近日本では話題になることが減ったイランですが、
4月7日現在で感染者6万500人、死亡者3739人と、
感染が拡大しています。
103歳女性や91歳男性が感染症から回復したのはイランでしたが、
「国境なき医師団」の支援申し込みを断りました。
国境なき医師団の医療チームも医療機材も首都テヘランに到着していたのに、
イラン当局は追い返したそうなので、
国内の移動制限もなく、アメリカの経済制裁も続き、大丈夫なんでしょうか?
そんな中、イラン当局が今度は中国を名指しで非難しました。
RFA:伊朗官员质疑中国疫情数据造假 战狼外交官闻风而至(中国語)
拙訳はこちら
イラン保健省のスポークスマン、キアヌーシュ・ジャハンプールはTwitter上で、
「中国が公表した感染症のデータは冗談のようなもので、世界中に新型コロナウイルスはインフルエンザのようなもので、死亡率も低いと誤った認識を与える。科学的な問題と政治を混同すべきでない」
いきなり中国を非難しました。
中国も黙って引き下がるタマではありません。
駐イラン中国大使常華は
「中国は毎日記者会見を開いていると述べ、細心の注意を払って中国の情報を閲読してからコメントすべきだ」
と言い返しました。
キアヌーシュ・ジャハンプールは続けて、
「中国国務院の記者会見は国内の記者だけを招待し、外国の記者は僅かだ」
と返しました。
これに対して常華は
「中国人の偉大な事実と努力を尊重するように希望する」
と警告を出しました。
この言い争いはどうなってしまうんだろうと思っていたのですが、
イラン外務省のアッバス・モウサビが
「イランは常に困難な時期に中国に感謝してきた」
と述べて、論争を収束しました。
イラン側から中国を非難し始めたのですが、
イランが中国に遠慮して引き下がった格好ですね。
なんでこんなことになったのか、
有識者の分析が記事に書いてありますから、
じっくり読んでみてください。
中国の深慮遠謀の凄さが垣間見えます。
これは日本人には出来ないでしょう。
そんなドサクサの中で駐イラン日本大使館員が感染したそうです。
早い回復を祈ります。
緊急事態が発令されましたが、
感染防止は他人にうつさない為です。
手洗い
うがい
ゴーグル着用
マスク着用
不要不急の外出を避ける
人混みには行かない
よく寝てよく食べて免疫力を高める
マスク不足が深刻ですが、
頻繁に手洗いをして、
10-15分ごとに水を一口飲むのも良いそうです。
マスクが常に手に入る地区が日本にもあるようですが、
不衛生な規格外品も多いそうなので気をつけてください。
予防対策も大事だけど経済対策もよろしくです。
昨年の消費税増税で谷底に突き落とされ、
今年の新型コロナで山体崩壊起こした土砂崩れに埋まってます。
早く救助してくれないと蘇生できなくなります。
パニックにならずに、冷静に対応しましょう。