黄大仙の blog

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米国が香港自治法に基づいて香港高官11名の制裁決定 林鄭月娥の反応:恐れることはない

米国財務省は、香港の自治を弱め、言論・集会の自由を制限したとして、香港行政長官林鄭月娥を含む11人の中国当局者を制裁しました。

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制裁されたのは、下記11名です。

 

香港特別行政区行政長官の林鄭月娥、香港警務处处長鄧炳強、前警務处長盧偉聰、保安局長李家超、律政司長鄭若驊、政制及內地事務局長曾国衛、港澳辦主任夏寶龍、港澳辦副主任張曉明、中聯辦主任駱惠寧、中央駐港国安公署署長鄭雁雄、国家安全委員会秘書長陳国基

 

11名の高官は米国にある資産や事業体が凍結され、

 

米国の事業体との取引を禁止されます。

 

さらに11名と取引のある銀行も制裁される可能性があります。

香港国家安全維持法への報復 香港自治法は密かに動いている - 黄大仙の blog

 

今回の発表では銀行は含まれていませんでしたが、

 

香港にある銀行は以前から、

 

制裁対象となりそうな関係者の口座を閉鎖していました。

林鄭月娥行政長官は、

 

『国家安全保障を守り、750万人の香港市民だけでなく、14億人の本土住民の生命と利益を守るという崇高な責任を果たしており、恐れることはない』

 

と回答したそうですが、負け惜しみなのかなぁと思ってしまいます。

 

郑月娥長官のご主人とご子息は、英国に移住しており、

 

すでに英国籍を取得しているそうなのですが、

 

米国による制裁は英国にいる家族に及ばないか、

 

他人事ながら心配になりますね。

 

 

国家安全委員会秘書長陳国基も制裁を受けて11名の1人ですが、

 

「家族も私も怖くない。この役職に就く機会を得られたことを光栄に思い、国家と香港の利益のために全力を尽くす。」

 

中聯辦主任駱惠寧は、

 

「米国の制裁リストに載ったということは、自分が国家と香港のためにやるべきことをやったということだ。私は海外に資産がないから、制裁を課すのは無駄な努力では? もちろん、トランプ氏に100ドル送って凍結してもらうこともできるがね。」

 

などと語っており、米国の制裁など屁とも思っていないようです。

 

かなり負け惜しみが入っているように思えますが、

 

これだけ強がっているところを見ると、

 

制裁は結構効いているのではないでしょうか。

 

今後は中国共産党の反応に注目されます。

 

以下は香港の纵相新闻に掲載された、米国制裁に対する高官の反応を伝える記事です。

あなたのサイトのURL、そろそろスリムにしませんか?

[原題]<纵相新闻>对美国制裁,林郑月娥回应:我们不会被吓倒

[邦題]<纵相新闻>米国の制裁に直面して、林鄭月娥の回答:私たちは恐れることはない

 

  米国財務省は北京時間の7日夜、香港特別行政区の行政長官林郑月娥氏をはじめ、香港特別行政区に関連する中央政府と香港政府高官11名に制裁を課すと宣言した。

 

  これに対して香港特別行政区政府は、米国の制裁に対して英語で声明を発表し、卑劣な行為であり、香港の業務に対する乱暴な干渉であると述べた。林鄭月娥行政長官は、標的とされた高官を代表して回答し、恐れることはないと述べた。

  特別行政区政府が発表した英文声明によると、報道官は声明の最後に、「(米国から)標的にされた同僚を代表して、林鄭月娥行政長官は、国家安全保障を守り、750万人の香港市民だけでなく、14億人の本土住民の生命と利益を守るという崇高な責任を果たしており、恐れることはない」と述べた。

 

  さらに、米国のいわゆる「制裁」の対象となった多くの関係者も、米国の動きに対して、「無駄だ」「チンピラの行動」「恐れない」「ダブルスタンダード」「偽善」などの声を上げていた・・・。

 

  香港「東網」の報道によると、香港警察署の鄧炳強署長は「国家と香港の安全を守ることは私の義務であり名誉であり、私に対する外国からの制裁は私にとって無意味であり、今後も国家と香港の安全を守る仕事をすることに専念する」と語ったという。

 

  香港特別行政区国家安全保障委員会の秘書長でもある陳国基は、米国によるいわゆる制裁は、香港の人々、特にまだ米国に対して幻想を抱いている人々にとって、米国政府の理不尽で野蛮な性質をはっきりと見る絶好の機会であると述べた。 「家族も私も怖くない。この役職に就く機会を得られたことを光栄に思い、国家と香港の利益のために全力を尽くす。」と語った。

 

  陳国基氏は、「今後も初心を忘れず、香港の安全と繁栄をしっかりと維持し、一国二制度の実践が損なわれないようにしていく 」と強調した。

 

  今日のインタビューで、曾国衛香港特別行政区政府政制と内地事務局局長は、制裁は自己欺瞞的なものだと批判し、「痛くも痒くもない、影響はない、意味がない、制裁したければ影響を与えるものを見つけなさい」と述べた。米国では当たり前のように行われているいじめ行動や二重基準は、ありきたりで価値がない。

 

  曾国衛氏はまた、米国は民主主義国であると主張し、人権を尊重しているが、露骨かつ無謀に人々の「経歴や素性を調べる」ことは、チンピラに他ならないと述べた。しかし、それは彼らのいつものチンピラスタイルに合っている。彼は率直に言った:「私たちは彼らに脅されているのではなく、むしろ自分たちがやっていることが正しいことだと確信している 」

 

  李家超保安局局長はインタビューで、米国自身は国家安全保障を守るために多くの法律を持っているが、香港の国家安全保障法を口実に使うことは米国の二重基準と偽善を完全に反映しているとし、维护国家安全是天公地义的事,想用所谓制裁作恫吓,绝对不会得逞。

 

  さらに、中央人民政府駐香港特別行政区連絡事務所の駱惠寧主任は、米国財務省から個人的に課せられた制裁について語った:

 

「米国の制裁リストに載ったということは、自分が国家と香港のためにやるべきことをやったということだ。私は海外に資産がないから、制裁を課すのは無駄な努力では? もちろん、トランプ氏に100ドル送って凍結してもらうこともできるがね。」

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