9月9,10日の2日間にわたって、中国人民解放軍の複数の戦闘機が台湾南西の防空識別ゾーンを何度も侵犯しました。当日は台湾軍の迎撃ミサイルの発射試験が予定されていましたが、台湾軍の大人の対応で最悪の事態は免れました。台湾国防部は「解放軍は自制しろ」と訴えましたが、中国メディアは「独立を意図するな」と恐喝する記事を掲載しました。
人民解放軍戦闘機が侵入したのは、台湾南西の防空識別圏です。防空識別圏は領空とは違いますが、そこを飛行する場合には、飛行計画の提出や位置情報などの定められた飛行手順が要求されます。
中国メディアの環球時報によれば、9月9,10日の2日連続で、人民解放軍は台湾南西海空域で大規模な海軍空軍の合同軍事演習を実施しました。この海空域は台湾までの最短距離はわずか170kmでした。演習に参加した蘇-30,殲-10,運-8などの戦闘機は、40回以上も台湾の防空識別圏に侵入し、台湾空軍はスクランブル発進を繰り返し、同時に無線での警告を少なくとも24回は行ったとのことです。
台湾の科学アカデミーは9月9,10日には、台湾島南部の屏東九鵬基地で弾道ミサイルの発射実験を行う予定でしたが、解放軍はそれに合わせるように演習名目で戦闘機を台湾南部に送りこみました。
台湾側は、中国側が台湾軍の武器や軍事力にかなりの不安と恐れを持っていることの証左であると分析していることを、環球時報が伝えています。
実際に今回発射試験が予定されていたミサイルは、「天弓三型」地対空ミサイルだと推測されていて、「天弓三型」強力な迎撃能力を持つことから台湾版「THAAD(弾道弾迎撃ミサイル・システム)」と呼ばれています。発射実験を牽制し妨害するくらいですから、解放軍はかなり警戒しているようです。
台湾国防部張哲平副総監は、北京当局に対し、「解放軍に自制を求めるべきだ」とし、台湾の人々の間で恨みを買っている最近の嫌がらせをやめ、地域の平和と安定に貢献するために協力していくべきだと訴えました。また、祖国を守るための台湾軍の決意を決して軽視せず、自由と民主主義を確保するために台湾人民の強い意志を無視してはいけないと訴えた。
これに対して、中国共産党国防部の吳謙曾報道官は、「台湾は中国の分割不可能な一部分だ」と強調し、中国はいかなる手段を用いても、誰が、いかなる組織が、いかなる国が台湾を祖国から切り離すことを決して許さず、歴史的な流れに逆行し、「一つの中国、一つの台湾」を作り、中国を分割しようとするすべての試みは、華僑を含めたすべての中国人が断固として反対する、と強調しました。
中国共産党の立場はずっと一貫しているのに足して、台湾の立場は以前は、「一つの中国」という立場だったものが、今は「台湾独立」へと舵を切りました。
注意しなくてはいけないのは、台湾(国民党)がかつて言っていた「一つの中国」とは「中国本土は中華民国の一部だ」ということであって、「台湾は中共の一部」とは違うことです。
さらに、中国共産党国防部の吳謙曾報道官の言葉は、台湾民進党に対して『独立なんて考えてんじゃねぇよ』と脅しているのであって、台湾人全部、特に国民党員に対して言っているのでは無い、ということをしっかり掴んでおかないと、話の展開が見えなくなります。
参考資料(*>s)
<环球网>台媒:台湾“无限高”试射之际 解放军战机连续两天进台西南空域
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<台湾中央通訊社>早安世界》21架次共機侵入西南防空識別區 國防部:麻煩製造者
http*://bit.ly/2ZrFYDY
<自由亜州電台>解放军频入侵台湾空域 台:“北京当局应要求解放军节制”
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