共同通信のニュースで『中国、報道官発言に批判相次ぐ 「人民こそ共産党の堅固な鉄壁」』を見つけました。Yahooのヘッドラインでも流れていたので、見た人も多いかもしれません。中国内のSNSで批判が相次いでいたそうですが、微博や微信では、既に削除されたらしく見つけられませんでした。問題視された趙立堅の発言、実は日本の戦国武将から学んだ名言でした。
共同通信の記事は9月18日に報じられたものでしたが、記事によれば趙立堅報道官の発言は8月27日の記者会見だったそうです。
発言の内容を確かめようと百度検索で趙立堅の記者会見を検索したところ、人民日報の記事が見つかりました。
人民日報によれば、ポンペオ国務長官が8月25日の共和党全国大会のビデオ演説に対してのコメントを求められた趙立堅の発言の中に、問題となった発言がありました。
ポンペオの演説は、『中国共産党の略奪と侵略を暴露し、中国に「中国ウイルス」の隠蔽が米国と世界に死と経済破壊を蔓延させた責任を負わせる。正義が行われるまでトランプ大統領は休まない。トランプ大統領は、外交官を装った中国の共産主義者のスパイが投獄されたり、中国に帰国させることを確実にし、中国との極めて不公平な貿易協定を終わらせた』というものでした。
まず趙立堅は「正義を広める? 冷戦思考とゼロサムゲームの概念にしがみつき、他国を汚して信用を失墜させ、嘘をつき、ずるをし、盗みをするような人間に正義を語る資格があるのか?」と反問し、
「ポンペオが口を開くたびに、中国国民はもっと中国共産党を受け入れ、もっと祖国を愛するようになる。 中国共産党と中国人民は深く結びついており、中国人民は中国共産党の堅固な鉄壁であり、誰にも壊すことができない。」
これを読んだ時に真っ先に思い出すのは、戦国武将武田信玄の名言です。
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』
大意は「信頼できる人の集まりは強固な白に匹敵する。情をかけると味方になる一方、権力で抑えつければ必ず反発にあい、害意を抱くようになる。」ですね。
もう一度趙立堅の発言をみると、武田信玄の言葉通りのことを言っています。
人民日報の記事にピンインをつけました。音声も貼りましたので、聴きながら文章を読むのも良いですね。
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参考資料(*>s)
<人民日报>赵立坚再怼蓬佩奥,刚!
http*://bit.ly/35YDUaC
中国、報道官発言に批判相次ぐ 「人民こそ共産党の堅固な鉄壁」
http*://bit.ly/3mF7iIX
戦国武将の名言から学ぶビジネスマンの生き方
http*://bit.ly/3mBmXsJ