中国では10月に来年のTOEFL試験の受付を開始したが、北京と上海では募集定員が5分以内に埋まってしまったそうです。英米留学に必須のTOEFLですが、中共政府の反米姿勢とは裏腹に、人民は留学志望者で溢れているようです。
TOEFL(Test Of English as a Foreign Language)は、日本をはじめ、英語を母国語としない国の人たちを対象に実施されている、留学のための試験で、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。
英語関連の試験といえばTOEICが有名ですが、TOEFLとTOEICは試験目的も試験形式も異なっています。
アメリカに拠点を置く中国語メディアの自由亜州電台が、北京上海でTOEFLの受験応募定員が5分で埋まってしまったという記事を報じていました。それだけアメリカ留学を希望する中国人が多いということです。
今年は新型コロナの影響で試験が中止されていたことも関係しているだろうと分析されていますが、米中対立で中国内では反米感情を煽るような報道やドラマが多い中、米国留学希望者の多さは驚きます。
ある人がいいました、中国人にとって『反米は仕事、親米は生活』。
でも、アメリカは留学生ビザの制限を強めていて、オンライン授業だけの大学の留学生に対しては、ビザの停止を決めています。さらに共産党関係者へのビザ発行も停止しました。
アメリカに行きたくてもいけない中国人は多いでしょうね。アメリカに行けない人たちはどの国に移民するのでしょう?
参考資料
<自由亜州電台>北京上海托福考试名额5分钟抢光 留美是生活
http*://bit.ly/37i5G2E
<JBpress>寝耳に水の「留学生追放」、トランプ政権の深謀遠慮
http*://bit.ly/3j9I8iI