米国インディアナ州のエリック・ホルカム知事が代表団を率いて台湾を訪問し、22日に台湾の蔡英文総統と会談しました。 中国外交部は同日、米国がいかなる形であれ台湾と公式な関係を結ぶことに断固反対し、インディアナ州知事の訪問についても米国側に厳重注意したことをあらためて明らかにしました。
米国国営短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
最近、米国の下院議長から地方の首長まで相次いで台湾を訪問しているばかりか、日本をはじめ多くの国の政治家が台湾を訪問したり、訪問の意向を示しており、中国外交部としては、今冬の中国共産党第20回全国代表大会を前に相次ぐ台湾訪問のドミノ現象を防ぐことが問題になってきています。
中国のSNSでは、「中国外交部の『レッドライン』がレッドカーペットになった」と揶揄し、中国のレッドラインが他国から頻繁に無視される状況を皮肉るようになってきています。
中国外交部は公式サイトで22日に、「台湾が中国の不可分の領土である」という立場を改めて表明しました。
中国外交部は、中国はいかなる形や名目であれ、米国と台湾の公式な接触に常に断固反対しており、インディアナ州知事の「台湾訪問」に関しては、すでに米国に厳重注意を行ったと公式サイトで述べています。
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台湾問題について、最近の中国は口調も態度も精彩を欠くようになってきていると感じます。突然、『現状打開!』とか言って台湾侵攻や尖閣諸島上陸なんて暴挙に出なければいいのですが。
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参考記事
<自由亜州電台>美州长访台踩红线 中国外交部:严正交涉