中国の習近平国家主席は、新型コロナウイルスに感染して療養中の岸田総理大臣に電報で哀悼の意を表し、一日も早い回復を願うとともに、「新しい時代」の要求に応える日中関係を構築したいとの意向を表明しました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
岸田首相は20日夜に微熱と咳を発症し、21日午前に検査を受け、同日午後に新型コロナウイルス感染が確認されました。
今年2022年は日中国交正常化50周年ですが、近年両国関係は低空飛行を続けており、双方が突破口を開く機会をうかがっています。
新華社通信は、習近平国家主席は22日に岸田文雄首相に電報を打ち、新型コロナウィルスに感染したことへのお見舞いを述べたと報じました。
習近平国家主席は、岸田首相の一日も早い回復を願うとともに、「今年は中日国交正常化50周年であり、私は皆さんと協力して『新しい時代』の要求に応える中日関係の構築を推進する用意がある」と述べられました。
また、李克強国務院首相も岸田首相に電話し、哀悼の意を表したと報じました。
習近平国家主席は、今年7月21日、ジョー・バイデン米大統領が新型コロナに感染した時に、早期回復を願って電報を送り、 2020年10月にドナルド・トランプ前米国大統領夫妻が診断された際も、自分と彭麗媛夫人の名前で電報を送っています。
G7参加国の首脳では、ドイツのオラフ・ショルツ首相を除く6カ国首脳が新型コロナに感染しています。カナダ・トルドー首相は2回感染しており、アメリカ大統領はトランプ前大統領とバイデン大統領と2代続けて感染しています。
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習近平国家主席が岸田首相にお見舞いの電報を打ったことは、多くの日本のマスコミが報じていますが、なぜか中国メディアはほとんど報じていません。岸田首相コロナ感染は大いに報じられているのですが、国家主席がお見舞いのお言葉をかけたことが報じられないのは不思議です。
『毎日経済新聞』という中国メディアがたった数行の素っ気ない記事で報じていただけなのは、何を意味しているのでしょう?習近平の権威が落ちているのでしょうか?
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参考記事