十一国慶節(中華人民共和国建国記念日)の連休明けも内モンゴルや新疆で新型コロナ流行が続いており、北京では54人の感染者が報告されています。新型コロナ感染症予防と対策が強化されて国民の不満が高まる中、人民日報は「ゼロコロナ」疫病予防の方針を改めて堅持することを明らかにしました。
米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。
中国の内蒙古自治区のフフホトをはじめ、新疆ウイグル自治区、広東、雲南、河南は依然として新型コロナ流行が深刻な地域で、 フフホト市は「当分の間、原則として外出できない」ことに加え、10日はさらに、市外からの車両や人の進入を原則禁止することを求めています。
北京でも新規感染者が日々確認されており、10日から11月上旬まで市内の全区でPCR検査を倍増し、週2回以上のPCR検査を実施し、市外から北京到着後は「3日で3回の検査」を義務付けられています。
人民日報は10日、「現在の疫病予防と制御政策に自信と忍耐を高める」というタイトルで、新型コロナ予防と制御の要件が国情と科学に合致していると強調し、「持続は勝利だ」と述べ、ゼロコロナ政策を堅持することを示しました。
中国は国慶節休暇明けも、各地で新型コロナ流行予防・対策が強化されています。中国のゼロコロナ政策が第20回全国代表大会後に緩和されるという期待は打ち砕かれたとするアナリストもいるようです。
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習近平国家主席直接指揮のゼロコロナ政策は、まだまだ続きそうです。中国経済はどうなってしまうのでしょうか?
参考記事
<世界新聞網>防疫政策惹民怨… 「躺平没出路」 人民日报:坚持清零