黄大仙の blog

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ブリンケン:中国が台湾統一を加速と指摘、 汪文斌:米国が約束をごまかしていると批判

ブリンケン米国務長官が、「中国が台湾の奪取計画を大幅に加速させている」と非難すると、中国外交部汪文斌報道官は、「米国の声明は公約の再確認ではなく、改ざんである」と非難しました。それぞれどのようなことを発言したのでしょう。

  ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より

台湾をめぐる米中の対立激化

  ジョン・ブリンケン米国務長官17日に、「米国の『一つの中国』政策は変わらないが、その核心は相違を平和的に解決するという約束である」と述べました。

 

 

  ブリンケン国務長官はさらに、「中国の台湾に対するアプローチが近年変化している。 現状はもはや受け入れられず、中国はより早いスケジュールで統一を実現することを決意している。」と中国を非難しました。

 

  ブリンケン国務長官は続けて、「平和的手段が不可能な場合は武力を行使して目的を達成することがあります。 これが現状を深く破壊し、極度の緊張を生むのです」と警告しました。

 

  中国外交部の 汪文斌報道官は18日の定例記者会見で、ブリンケン国務長官の最近の発言に対して、「『一つの中国』政策の再確認ではなく、約束の改ざん 」と批判しました。

 

  中国外交部の汪文斌報道官は、「米国は『一つの中国』問題に関して明確な約束をしている。世界には一つの中国しかなく、台湾は中国の一部であり、中華人民共和国政府は中国を代表する唯一の合法的な政府であると世界は認識している。」と述べました。

 

  汪文斌報道官は、「これらのコミットメントは、3つの中米共同コミュニケに明確に反映されている。 しかし、米国側は自らの約束を何度も破っている。」と非難しました。

 

  汪文斌報道官は続けて、「米国の公約には台湾との非公式な関係を維持するが、台湾への武器売却を徐々に減らすことが含まれていた。しかし、米国は近年、米台間の公式接触を大幅に緩和し、中国側の強い反対にもかかわらず、ナンシー・ペロシ米下院議長が「台湾訪問」まで行った。米中国交樹立後、米国の台湾向け武器売却の規模と実績は増加し、総額700億米ドルを超えている。」 と述べました。

 

  汪文斌報道官はさらに、「米国は『一つの中国』政策の中心に、中国が台湾問題の平和的解決に取り組むことを結びつけたが、 これは公約の再確認ではなく、改ざんであることを強調したい。」と述べ、米国に「『一つの中国』の本来の意味に立ち返ること」と「『台湾独立』不支持の声明」を実行するよう求めました。

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  第20共産党大会では習近平が「台湾統一に武力の使用を放棄しない」と宣言しましたが、早速ブリンケン国務長官武力行使を牽制する発言をしました。

 

  日本は政府も国会もマスコミも反応しませんね。


 

参考記事

<徳国之声>布林肯称北京欲加速夺台 汪文斌批美窜改承诺

https://bit.ly/3Tz9y4o

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