黄大仙の blog

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胡錫進、マスクに呼びかける:今後、Twitterが私の発言に誠実に対応することを望む

テスラ創業者のイーロン・マスク氏がTwitterの買収を完了すると、中国のメディアタレントである胡錫進氏がこの件についてコメントする記事と動画を投稿しました。「今後、マスク氏が私の発言に真摯に対応し、私がもたらす中国社会の声を尊重してくれることを望む」

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より。

胡錫進氏もマスク氏のTwitter買収を歓迎しています

  環球時報の元名物編集長である胡錫進氏は今年730日に、米下院議長のナンシー・ペロシ氏の台湾訪問に際して、「ペロシ氏の飛行機を撃墜できたかもしれない」と述べたため、自身のTwitterアカウントを凍結されていました。

 

  胡錫進は、マスク氏がTwitterに参入した後、「私は純粋に両国の世論の間のコミュニケーション役を果たすためにTwitterをやっています。アメリカの世論の場には中国の声が少なすぎます。 多くのアメリカ人は、中国人がいろいろなことについてどう考えているのか知りたがっているので、私の発言に興味をもってくれます。 私のTwitterアカウントでの交流は、米国の多くの一般議員よりはるかに多いのです」と述べています。

 

  胡錫進は、「2年ほど前、Twitterが『中国の公式アカウント』と認定したすべてのアカウントにラベルを貼り、私にもラベルを貼ったため、私のTwitterアカウントのファン獲得が鈍り、交流が突然少なくなった」と明らかにしています。

 

  そして胡錫進は、「胡錫進が引退した今、偶然にもTwitterはマスク氏が新しいボスになりました。Twitterに胡錫進のアカウントを再登録し、中国と米国はもっと情報交換と意見交換が必要です」と呼びかけました。

 

  また、胡錫進は中国の関係者に対し、「中国内のネットユーザーが私を支持してくれることを望んでいます。 胡錫進の価値観に賛同し、応援をお願いします」と訴えました。

 

  また胡錫進は、マスク氏が将来的にTwitterを『微信(WeChat)』のように全能になるようにしたいと考えていることに対して、「微信の全能感は、中国全土に広がるインターネット基地局網に支えられています。4G以降、ほぼすべての社会生活圏が電波でカバーされていることに基づいているのです。一方、米国全体の4G基地局40万弱で、中国の広東省基地局数にも及ばないため、Twitterの『微信化』は簡単ではないかもしれません。 例えば、オンライン決済は多くの場所で電波のサポートがなければ十分に展開できませんし、遠隔手術など多くの経済活動をオンライン化するためには5Gネットワークが必要ですが、米国では5G基地局の数がまだ圧倒的に少ないのです。」と問題点を指摘しています。

 

  しかし胡錫進は、「Twitterをユニバーサルなプラットフォームにしようとするマスク氏の決意は、アメリカ社会の真の『インターネット化』を推進し、インターネットインフラの構築と更新をより大きなスケールで加速させる可能性を秘めているのです。」とエールを送っています。

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  胡錫進氏が珍しく前向きなことを言っているのに驚きますが、何か裏がありそうだと思ってしまうのは考え過ぎでしょうか。

 

  中国でずっと微信を使っていた私としては、Twitter微信並に便利になるのは嬉しいですね。ネットアプリに関しては中国は日本のはるか先を走ってます。


 

参考記事

<世界新聞網>锡进喊话马斯克:希望推特今后真诚容纳我的发言

https://bit.ly/3TQuKTW