中国の市民権団体「民生観察」によると、既に逮捕されている雲南省怒江州福貢県のキリスト教改革派教会伝道師・王順平氏の家族にも、警察から逮捕状が届いたそうです。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
キリスト教改革派教会伝道師・王順平氏は、9月23日に福貢県公安局に違法集会の組織・資金提供の疑いで逮捕され、福貢県検察院の許可を得て、怒江州福貢県留置センターに留置されています。
報道によると、中国共産党が中華人民共和国を樹立する以前の20世紀初頭、イギリスの宣教師フー・ネンレンが雲南省怒江地方に入り、怒江傈僳族自治州の傈僳族や怒族の間にキリスト教を広めました。
この100年の間に、現地の傈僳族の8割がキリスト教を信仰するようになり、この地域の主流となっています。
王順平は2014年に雲南神学校を卒業した後に、故郷に戻り教会で奉仕していたそうです。
王順平の弁護人が福貢県検察院に提出した法律意見書によると、王順平がキリスト教集会の開催に関与したことは、刑法第294条第4項の不法集会行為ではなく、憲法第36条が保障する信教の自由に基づく行為であり、刑事責任を問われないと主張しています。
権利保護ネットワークの維権網によると、「違法集会の組織・資金調達」の容疑で逮捕されたクリスチャンは、王順平、怒桑鄧、三羅波に加え、名前が明らかになっていない外国人女性クリスチャン2人の計5人になったとのことです。
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中国の宗教弾圧は粛々と進んでいるようです。
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参考記事
<自由亜州電台>云南怒江教案:以“非法聚集”罪名遭逮捕基督徒增至五人
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