共和党のマーク・ルビオ上院議員は12月13日、米国内でのTiktokの使用を禁止する法案を上院に提出しました。ルビオ上院議員のウェブサイトによると、この法案は超党派の支持を得ているとのことです。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
ルビオ上院議員は、この法案は毎日何千人ものアメリカの子供と大人のデータを収集しているアプリケーションを対象にしていると述べています。 Tiktokを所有しているバイトダンス社は、中国共産党の影響下にある会社です。
ほぼ同時に同様の法案を下院に提出した共和党のマイク・ギャラガー下院議員は、「Tiktokはアメリカ人を中毒にする電子ドラッグだ。」と述べています。
Tiktokの広報担当者は声明で、「一部の議員が政治的な動機で禁止を推進しているが、米国の国家安全保障を守ることに役立たないやり方だ」と指摘し、「Tiktokが米国でのプラットフォームを維持するために最善を尽くすつもりであることを、引き続き国会議員に伝えていく」と強調しました。
14日、Tiktok禁止法案は上院で可決されました。今後下院で審議されます。
++++++++++++++++++++++++++++
Tiktokの危険性は、個人情報が簡単に抜かれてしまうことですが、それだけならGAFAのアプリでも同じです。違うのは、Tiktokは中国企業に情報が取られることです。
中国には中華人民共和国国家情報法があり、第7条に『いかなる組織及び個人も、法律に従って国家の情報活動に協力し、国の情報活動の秘密を守らなければならない。』とあります。
すなわち「中国国民・中国企業は、 中国政府の情報活動に協力し、中国政府の指示があればスパイとして活動する義務がある」ということです。
参考記事
<自由亜州電台>“这是电子芬太尼” 美国国会两党要禁抖音
