人気動画アプリ「TikTok」の中国の親会社であるバイトダンス社の一部の従業員が今夏、米国人ジャーナリスト2人のTikTokユーザーデータに不正アクセスしたと明らかになりました。
米国国営国際放送の美國之音の記事より。
バイトダンス社の顧問弁護士Erich Andersen氏は、バイトダンス社の社員がデータにアクセスしたのは、2人の米国人ジャーナリストと同社の社員との間のつながりを把握しようとしていた、と述べています。
この事件はニューヨーク・タイムズ紙が先に公開したもので、TikTokの米国ユーザーデータの安全性をめぐって、米国政府や議会から受ける圧力が強まりそうです。
この事件に関連して、バイトダンス社は従業員4名を解雇しました。また、同社のトップは、ユーザーデータを保護するための追加措置を講じると述べました。
米国政府職員が政府所有の端末でTikTokをダウンロードしたり使用したりすることを禁止するTiktok禁止法案は、14日に上院で、23日に下院で可決されています。
TikTokの最高経営責任者である周受資は、過去15カ月間、保護された米国のユーザーデータが中国に流出せず米国内に保存されるよう、TikTokの米国データセキュリティの構築に取り組んできたと述べています。
また、バイトダンス社は、内部監査とリスク管理部門を再編し、グローバル調査部門も分割・再編すると発表した。さらに、調査プロセスを再設計し、監視委員会を取り入れるとした。
米国政府の国家安全保障機関である対米外国投資委員会は、1億人以上の米国TikTokユーザーのデータを保護するために、バイトダンス社との国家安全保障上の合意を数ヶ月間にわたって求めてきましたが、今年末までに合意に達することはできないようです。
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米国のTiktok離れは進んでいるようですが、日本はTiktokとの連携が進んでいるようです。
参考記事
<美國之音>字节跳动员工不当访问两名美国记者的用户数据