ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によりますと、中国共産党の内部調査で、秦剛前外交部長が中国の駐米特使を務めている間に不倫関係にあったことが判明したと、中国高官が伝えたとのことです。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
かつては習近平国家主席の側近と目されていた秦剛氏は、6月に表舞台から姿を消し、その後7月に外交部長を解任されました。中国外交部は一時、秦剛氏が姿を見せないのは健康上の理由によるものだと発表しましたが、その後解任されました。
先月、閣僚や地方指導者を含む中国高官が、秦剛氏に対する共産党の調査について説明を受けたとのことです。
秦剛氏は2021年7月から今年1月まで中国の駐米大使を務めていました。高官たちは秦剛の解任の正式な理由は「生活習慣の問題」だと聞かされたとのことです。これは共産党が性的不品行に対してよく使う婉曲表現です。
また、秦剛が不倫関係にあり、その結果、米国で生まれた子供が生まれたことが調査で判明したと、この問題に詳しい関係者が述べました。
調査は現在、秦剛の婚外恋愛やその他の行動が、中国の国家安全保障を危うくした可能性があるかどうかに焦点を当てているとのことです。
習近平国家主席は10年以上にわたって中国のトップに君臨する間、党内の腐敗、贅沢な生活、党幹部の不倫の噂などを何度も何度も取り上げてきました。
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秦剛全外交部長の突然の解任は様々な憶測を生みましたが、理由は不倫であったこと、その不倫相手がアメリカのスパイの疑いがあること、が最有力のようです。
参考記事
<自由亜州電台>美媒：秦刚是因在美“生活作风问题”遭免职
