中国国家統計局が17日に発表した2023年の年間国内総生産(GDP)は、不変価格表示で126兆582億元(約2587兆円)、前年比5.2%増となりました。第一次産業は8兆9,755億元(約184兆円)で前年比4.1%増、第二次産業は48兆2589億元(約985兆円)で同4.7%増、第三次産業は68兆8238億元(約1396兆円)で同5.8%増となりました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
中国の李強首相は現地時間16日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで演説し、「中国経済は昨年5.2%の成長を達成し、公式目標の5%を上回った。」と述べ、外国人投資家が中国への投資を継続することを歓迎しました。
しかし、一部の専門家は李強首相の数字の信憑性を疑問視し、中国政府に『実際の行動を取る』よう促しました。
ロイター通信によると、中国は、不動産危機の長期化、消費者・企業マインドの低迷、地方政府の債務増加、世界的な成長の鈍化に引きずられ、新型コロナ流行の後、回復を遂げるのに苦労しています。
最近のデータによると、2024年の景気は不安定なスタートとなりそうで、デフレ圧力が持続し、輸出が小幅に持ち直したとしても、低迷している国内活動を早期に好転させることはできそうにありません。12月には銀行貸出も弱まっています。
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『2023年の中国の経済成長率5.2%増』と聞いて、信用しちゃった人いませんよね。
参考記事
<自由亜州電台>中国国家统计局:2023年GDP增5.2% 路透:2024年经济开局不稳