感染拡大する一方の新型コロナウイルス。
世界中がウイルスと戦っているように見えますが、
ウイルスとは別の人類にとっての脅威が
アフリカを震源として世界中に広がろうとしています。
驚異の正体はサバクトビバッタ
何だ、バッタが驚異かよと思いましたね。
大発生してこんな状態なんですよ。
気になる調べ隊の記事から
バッタ(サバクトビバッタ)の大群が中国へ。農作物を食い尽くす
大発生したサバクトビバッタ、その数4000億匹。
6月までには500倍に増えると見込まれています。
大発生したバッタの大群は、
すでに東アフリカ(エチオピア、ソマリアなど)で農作物を食い尽くし、
食糧危機を引き起こしています。
1平方キロに広がった大群は、
1日で3万5000人分の食料を食い尽くすほど
2020年2月にはソマリアが国家非常事態を宣言し、
国連食糧農業機関(FAO)は2020年2月10日に
サバクトビバッタ被害(蝗害)の最新の早期警戒を発表。
FAOは対策のため、資金拠出を呼び掛け。
金額は当初の7600万ドルから1億3500万ドルに引き上げられたが、
これまでの拠出は2200万ドルに留まっている。
蝗害(バッタの大群)はアフリカに留まっているわけではなく、
食糧を求めてアラビア半島を超え、
パキスタン、インドへと広がっているようです。
このまま広がり続けると6月ごろには、
北回りルートで新疆ウイグル自治区へ、
南回りルートではバングラディシュ、ミャンマーをへて雲南省へ、
中国本土へバッタの大群が侵入してくる恐れがあります。
これを見て中国政府はバッタの大軍を食い止めるため、
人民解放軍の精鋭部隊10万をパキスタンに派遣することを決めました。
レコードチャイナの記事から
パキスタンのバッタ被害対策に中国が10万羽の「アヒル軍」派兵―中国メディア
パキスタンのバッタ被害対策に中国が10万羽の「アヒル軍」派兵―中国メディア|レコードチャイナ
10万の精鋭部隊は中国の穀倉地帯である華南地方、
2000年にも新疆ウイグル自治区の蝗害に派兵されたアヒル軍は
蝗害を根絶し人類の危機を救った実績があるとのことです。
専門家によれば
「アヒルは200匹以上の作戦能力を有している。
しかも絨毯方式で食べつくし、サナギも食べてくれる」
とのことで、さらに
「作戦終了後に退役したアヒルは、
現地の食卓に上ってごちそうとなり、
経済収入をもたらすことができるとの益もある」
人類の食糧農作物をバッタが食べつくし、
そのバッタをアヒルが食べ尽くし、
そのアヒルを人類が食べつくす。
何となくシュールですね。
私はアヒルよりもこっちが好きですが。。。。