人民日報を読んでると、
中国経済は回復を匂わす記事が並びます。
そんななか、ドイツメディアの中国語版が、
とんでもないことが報じられました。
事実上の新型コロナ感染症流行の収束を印象付けました。
その後の中国では、都市封鎖で痛めつけられた社会生活・経済生活の復興に向け、「復工復産」を掛け声に、緊急経済対策を打ち出してました。
これを受けて、中国共産党機関紙は復興に向けて、
人民を鼓舞する様な記事を出しました。
(元の中国語版はブログ中に掲載しています。)
「すでに3月には自動車市場は回復基調である」とか、
「内需拡大で成長を牽引する」など、
経済復興が順調に進展するかの様な記事が出されています。
噂話レベルでは中国内の経済苦境の様子はある程度伝わってましたが、
ボイスオブジャーマン(德国之声)の中国語版に、悲惨な状況が報じられました。
DW:千万人恐失业 中国现劳工抗议声浪(中国語)
www.dw.com拙訳はこちら
今年第1四半期で500万人が失業し、
今年中には2000万人以上が失業するとの見込みが述べられ、
そのうち半分以上は失業保険も受けられない状況だそうです。
46万社以上の中傷零細企業がすでに倒産したとの報道もあり、
今年中の失業者は中国だけで2億人以上と見込む識者もおり、
(https://yellowbigwizard.blogspot.com/2020/04/rfa25.html)
すでに中国内では失業者が溢れ、
政府へ抗議するデモも多発しているとの噂もあります。
日本は他人事のように見る人も多いでしょうが、
緊急事態宣言、外出自粛で経済活動はほぼ停止しており、
大企業も中小零細企業も打撃を受けています。
緊急事態宣言の出されていない地方でも、
わざわざ東京大阪に遊びに行って(出張じゃないですよ)
感染して帰ってくる愚か者も後を立たず、
流行が収束する見込みが立ってない状況です。
今のままでは中国の後を追っかけるように、
失業者が溢れることになるでしょう。
そうならないためにも、政府の救済政策、
経済政策がまともな者になることを願います。
この後に及んでも「財政規律」持ち出す政府重鎮がいることや、
与党の足を引っ張ることしか考えない野党がいるのは残念でなりません。
こう言う奴らこそ次の選挙で失業者にしてやりましょう。