脱北者中心の市民団体が、大型風船を使って
反北朝鮮ビラを大量にとばした。
ビラを巻く脱北者を「人間のカス」、「雑種犬」と非難し、
南北共同連絡事務所の閉鎖を示唆し、
南北間の通信回線の遮断を宣言し、
武力行動さへも辞さないそぶりを見せ始めた女帝金与正。
ついに本性を表したのか?
中国メディアが解説した。
上观新闻 6-14.23:25報
「金正恩妹妹金与正再次抬高对韩喊话调门:朝军方或采取下一步行动」より。(日本語訳は巻末にあります)
脱北者を「人間のカス」、「雑種犬」と非難してきた金与正だったが、
いつしか、矛先を韓国政府に向けるようになり、
「見て見ぬふりして煽る奴の方がもっとわるい」
韓国政府を責め立て、
「ビラ巻きを禁止する法律を制定せよ」
と要求し始めました。
6月13日には、まだ動かない韓国政府に対して、
軍事行動を含む次の行動を起こす、とまで言い始めました。
韓国政府は国家安全保障会議緊急会議を開き、
新しい法律を作り、北朝鮮国境でビラを巻く行為を禁止することを表明しました。
新しい法律を作れなんて、完全に金与正による内政干渉です。
突っぱねるのが当然でしょう。
ビラ巻きを停止するように市民団体に圧力をかけるだけならまだしも、
金与正の内政干渉圧力に屈して、法律まで作ってしまうとは。。
それでは、なぜ北朝鮮はここまで怒り狂っているのでしょうか。
記事では、軍事行動の可能性が無いわけでは無いが、
本当の狙いは、軍事行動をちらつかせることで、
もっと多くの貢物をせしめるのが狙いだろうと分析しています。
これどこかで見たことありませんか?
そう、韓国が何かといえば日本にお金を無心してくる様子にそっくりですね。
一昔前の日本は、韓国に言われるままに貢ぎ、
いい金蔓になっていましたが、
最近は日本人もようやく目を覚まして、
韓国からの金の無心には全然対応しなくなりました。
北朝鮮から韓国への無心はずっと続いていますが、
文在寅政権になっても相変わらずのようです。
韓国はそのうち北朝鮮と一緒に日本に金の要求をしてくると思いますが、
何があっても応じないという覚悟が必要です。
拉致被害者を取り返すのは日本国民の当然の義務です。
全員が帰ってくるまでは、
北朝鮮には米一粒たりとも援助しない覚悟を持ちましょう。
+++記事はここから+++
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[原題]<上观新闻>金正恩妹妹金与正再次抬高对韩喊话调门:朝军方或采取下一步行动
<上观新闻>金正恩の妹金与正は再び声をあげて韓国に向かって叫んだ。:北朝鮮軍は次の行動をとるかもしれない。
1週間にわたる声高で強烈な呼びかけを経て、朝鮮労働党中央委員会第一副部長金与正は13日も「悪役を演じた」、北朝鮮と韓国との関係が悪化し、反北朝鮮ビラを巻く「脱北者」に対応していないと韓国政府を批判し、北朝鮮は韓国に対して軍事行動を含む次のステップの行動を起こすと警告した。
韓国を敵と呼ぶ
金与正は声明の中で、韓国を「敵」と呼び、彼女は以前からの脅しを繰り返して、ソウルは開城にある「役立たず」の南北共同連絡事務所の崩壊をすぐに目の当たりにするだろうと述べた。
金与正は朝鮮労働党中央委員会統一戦線部部長張錦哲が12日に発表した「南ときれいに決別する時が来たと思う」という談話に言及し、完全に支持すると述べた。張錦哲は12日の晩に、韓国は「脱北者」の反北朝鮮ビラ巻きに対応せず、北朝鮮は韓国当局に対する信頼を完全に無くしたと表明した。
金与正は「私は、最高指導者、党、国家に与えられた権力を行使し、敵国担当部局に次の一手を断固として指示する」とし、間も無く南北共同連絡事務所が「バラバラに崩壊する悲惨な光景」を見るだろうと述べた。
金与正は次にどんな行動を取るのか具体的な説明はしなかったが、彼女は、次の行動の行使権を朝鮮人民軍総参謀部に与え、朝鮮人民軍は「朝鮮民族の怒りを鎮める」行動を取るであろうと信じていると述べた。
韓国青瓦台は14日に国家安全保障会議緊急会議を招集し、北朝鮮との緊張の高まりに対処するための「対策」について討論した。韓国統一省が発表した声明は、目前の情勢を「厳粛に」評価し、南北双方が以前の全ての合意を遵守するように要請していると回答した。韓国国防省は、韓国軍は「しっかりした準備状態」を保持し、北朝鮮に2018年9月に達成した軍事分野の合意を遵守するように呼びかけた。
開城にある南北共同連絡事務所は金正恩と韓国文在寅大統領が2018年に実施した3回のサミットで達した合意に基づいて設立された。今年1月からは、新型コロナウイルスへの懸念から、南北共同連絡事務所はずっと閉鎖状態にあった。
AP通信社は、金与正の強便な発言は、彼女の北朝鮮指導層の地位が高まったことを表していると述べた。金与正はすでに北朝鮮で最も強力な女性であり、北朝鮮最高指導者である金正恩の最も親密な腹心であり、北朝鮮公式メディアは最近、彼女が現在韓国関係を担当していると述べた。
韓国聯合ニュースは、たった2年で、金与正は半島に平和を伝える「使徒」から、南北を再び冷戦時代に入ると宣言する「リーダー」に変わったと述べた。
北朝鮮はなぜそんなに怒っているのか?
この1週間、北朝鮮の厳しい姿勢が注目されている。
金与正は先週初めに発表した声明で、北朝鮮は「ほとんど何の価値もない」軍事合意を破棄し、ビラを巻く「脱北者」は「人間のカス」であり「雑種犬」であると述べた。
北朝鮮の李善権外相は12日に、ソウルは北朝鮮の非核化についての「ばかげた」発言を放棄すべきであり、北朝鮮は米国からの脅威に対応して軍事力を拡大し続けると語った。
北朝鮮は5日に開城工業団地にある南北共同連絡事務所を閉鎖すると発表し、9日に南北間の全ての通信回線を切断すると発表した。これまで金与正は韓国に対して軍事行動をとることをほのめかし、一連の行動は南北関係揺らいでいることを示唆しているかもしれない。
北朝鮮はなぜそれほど怒っているのでしょうか?
アナリストは、北朝鮮の姿勢はただ単に「脱北者」のビラと関係しているだけでは無く、非核化交渉が行き詰っている今、北朝鮮はビラ問題を利用して、韓国への圧力を強めているようだと述べた。
非営利団体の国際危機グループ高級顧問の金杜妍は、「ビラ問題は一つの口実にすぎず、目的は手段を増やし、危機を造り出し、ソウルに圧力をかけ、北朝鮮が望むものを得ることだ。」と述べた。
長い間、アメリカから彼らが望んだものを得られなかった時、北朝鮮は韓国に圧力をかける傾向があった。最近数ヶ月、北朝鮮は韓国がアメリカの要求する制裁を拒否せず、共同経済プロジェクトを再開できないことに失望している。 北朝鮮は韓国とのほとんどすべての協力を中断した。
金杜妍は、北朝鮮が原子炉施設を閉鎖するのと引き換えに、アメリカが制裁を一部解除するとソウルは予測したが、ビラと米韓軍事演習が継続し、平壌は非常に失望し、これに対して騙されたり陥れられたと感じる可能性があると解説した。
さらに、「平壌はソウルが環境を変えるための処置を講じ無いことに不安を感じており、ソウルがワシントンとの核交渉に介入しないように再度警告した。」と付け加えた。
他のアナリストは、北朝鮮は、ひどい経済から人々の注意を逸らすために、わざと韓国を非難したと思っている。
軍事行動をとることは可能か?
北朝鮮のビラに対する怒りに対応するために、韓国政府はビラを北朝鮮に巻いた2つの「脱北者」団体の調査を実施した。韓国は新しい法律を作り、北朝鮮国境でビラを巻く行為を禁止することを表明した。このことは韓国内でいくつかの論争を引き起こした。
脅しは曖昧であるが、軍事行動の可能性を高めることにより、北朝鮮はより高い賭けを求めていると専門家は考えている。
アメリカ国務省の元当局者大場敏太郎は、「北朝鮮が実際にどの程度脅しを実行するのかは不明であるが、これは非武装地帯と北朝鮮との境界である種の軍事行動をとる可能性を高めているかもしれない。」と語った。
しかし一部のアナリストは、物事をやり過ぎないようにすることは、依然として北朝鮮の利益になると述べた。「軍の話をすると賭けを大きくするが、これは行動とは別の話であることは間違いない」北朝鮮情勢に注目したウェブサイト、NK PROの特別アナリスト、クリス·グリーン氏は、「行動が起こされる可能性は高い、このレベルでは、北朝鮮は張子の虎では無い。しかし平壌は、ことを急がせたり、状況が制御不能に陥りかねない不確定性を作るつもりはないのは明らかである。」と述べた。
北朝鮮が韓国に対してどのような軍事行動を取るのかは不明であり、海外メディアは、武器実験も選択肢の一つになりうるとしている。
<上观新闻>金正恩妹妹金与正再次抬高对韩喊话调门:朝军方或采取下一步行动
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