今日13日に深圳市は、ブラジルから輸入された鶏肉から、
新型コロナウイルスが検出されたと発表しました。
深圳市はこの肉に接触した可能性のある関係者全員を検査したところ、
全員が陰性だったとのことです。
11日には遼寧省大連市の大連港に荷揚げされた冷凍魚介類から、
新型コロナが検出されていました。
中国で輸入冷凍魚介類から新型コロナが検出されるケースが続いています。
中国メディアによると、不完全な統計ながら、7月以降だけでも輸入冷凍食品から新型コロナが検出された事例が9件あります。
(1)7月3日、福建省アモイ、エクアドル産冷凍エビ 2個の外装から新型コロナウイルス検出。
(2)7月3日 遼寧省大連市、エクアドル産冷凍エビ 3個の外装から新型コロナウイルス検出。
(3)7月14日、江西省萍郷市、エクアドル産冷凍エビ 集積箱内壁と外装から新型コロナウイルスを検出。
(4)7月14日、重慶沙坪壩区、エクアドル産冷凍エビ 外装から新型コロナウイルス検出。
(5)7月16日、雲南省、冷凍エビ 外装から新型コロナウイルス検出。
(6)7月23日、遼寧省大連市、凱洋水産冷凍庫の食品、加工工房、寮、食堂などの食品や多数の環境サンプルから新型コナウイルス検出。
(7)8月11日、山東省煙台市、輸入冷凍水産物 外装から新型コロナウイルス検出。
(8)8月12日、安徽省蕪湖市、エクアドル産冷凍エビ 外装から新型コロナウイルス検出。
(9)8月13日、深圳市龍崗区、ブラジル産冷凍鶏手羽先 表面サンプルが新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応を示した。
ほとんどの事例は、新型コロナウイルスは外装から検出されていますが、食品から検出されているケースもあります。
これら全てが中国国内で消費されるわけではなく、一部は加工されて輸出されるものもあります。日本にも輸入されているものと思われます。
(出典 界面新闻:自7月以来,我国已有9地冷冻海鲜食品包装上验出新冠病毒)
冷凍魚介類製品は冷凍保存されているので、ウイルスが長く持続し、冷凍魚介類製品やその包装に含まれる新型コロナウイルスも長期間持続される。
ただし、この状況に直面してもパニックになる必要はなく、食品自体がウイルスに汚染されている事例は比較的小さいので、 ウイルスが食物を介して広がる可能性は比較的小さい。
とは言っても、現在も海外での新型コロナ流行が深刻であることを考えると、市場に入る前に冷凍魚介類製品、特に輸入魚介類を厳しく隔離する必要がある。問題なく国内市場に入ることができるように、税関でウイルスを管理するのが最善で、できれば市場に入る前に厳重に検疫を行うことが重要だ。
また、潜在的なリスクを回避するために、輸入冷凍食品を購入する際には、以下の点に注意する必要がある。
・冷凍食品を購入する際には、直接手に触れないようにしましょう。
・購入した魚介類の包装は、75%のアルコールで消毒しましょう。
・保管するときは、個別に密閉包装を使用するのが最善です。
・カットするときは、生と調理済みの食品を分けるように注意してください。
・食品は食べる前に完全に加熱調理する必要があります。
冷凍食品に限らず、菓子や飲料類も袋にウイルスが付着している可能性を指摘する人はいます。
夏の暑い時期は食中毒も流行しますので、注意事項は食中毒対策としてもしっかり実施するのが良いですね。
新型ウイルス対策は、手洗いにマスク、食品はなるべく加熱し、加熱後すぐに食べる。これが基本ですね。