黄大仙の blog

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米国が中国アプリを一掃しようとしている? そろそろ「盗人が他人を盗人呼ばわりをする」という茶番を終わらせよう。By 中国メディア

TikTok微信(WeChat)を禁止すると米国が表明したことは、

中国にとっても衝撃的な出来事だったようです。

中国国内では米国トランプ大統領を非難する記事が飛び交いました。

中央電視台CCTVも、米国の行為は茶番に過ぎないとのニュースを報道しました。

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  CCTV新聞の報道では、85日にポンペオ国務長官が、「クリーンネットワーク」キャンペーンを発表したことに対して、『盗人が他人を盗人呼ばわりをする』茶番に過ぎないと非難しました。

 

  CCTV新聞は、2013年に発覚したPRISM暴露事件を引き合いに出し、携帯電話から個人情報を盗んでいるのは米国ではないか、その米国が中国アプリが個人情報を盗んでいると非難するのは、『盗人が他人を盗人呼ばわりをする』茶番に過ぎないと言っているわけです。

 

  ここでPRISM暴露事件を簡単に説明すると、PRISMとは米国国家安全保障局(NSA)などが運営する大量監視プログラムのことで、極秘で運営されていました。電子メール、文書、通話記録などを収集したとされており、ドイツのメルケル首相は10年以上にわたって携帯通話が盗聴されていたと言われています。

  PRISMの存在が暴露されたのが、2013年に当時NSA職員だったエドワード・スノーデン氏からの内部告発による調査報道によって、極秘プログラムの存在が明らかとなりました。

  関与したとされる米国IT企業も、コンピュータプログラムにNSA用のバックドアが存在することを認めたそうです。

  PRISMという監視プログラムの概要を見ると、米国政府が指摘している中国アプリの行為は、PRISMと同じです。これを中国は『盗人が他人を盗人呼ばわりをする』茶番だと非難しているわけです。すごく説得力があると思います。

 

  微信で六四天安門のことや習近平の悪口を呟くと、すぐに削除され、場合によってはアカウントが閉鎖されますので、中国当局に監視されていることは間違いありません。

 

  中国はグレートファイヤウォールと呼ばれるネット検閲システムによって、米国アプリをはじめ海外アプリをブロックしていますが、米国が中国アプリをブロックするのは非難するんですね。どっちもどっちだと思いますが、個人情報をジャジャ漏れで抜き取られるのは嫌ですね。

 

  

下記はCCTV新聞nニュースの意訳です。かなり米国を口汚く非難していますが、中国の焦りを感じてしまうのは私だけでしょうか。

この件に限らず、最近中国の態度には余裕がないと感じています。

[原題]<CCTV新聞>美国要清除中国App这套贼喊捉贼的把戏该结束了

[邦題]<CCTV新聞>米国が中国アプリを一掃しようとしている? そろそろ「盗人が他人を盗人呼ばわりをする」という茶番を終わらせよう。

 

  85日ポンペオ米国務長官は、中国の科学技術分野を狙った「クリーンネットワーク」キャンペーンを発表し、中国のアプリは米国のアプリストアから削除されると語った。TikTokWeChatのような親会社が中国にあるアプリは米国市民のデータにとって大きな脅威となり、ファーウェイのような信頼されていない企業は米国アプリをプリインストールしたりダウンロードできないことを明らかにした。この瞬間に、米国が偽善の仮面を剥ぎ取り、「デジタル的鉄のカーテン」を垂らした。

 

  なぜこのようなことをすべきかについて、米国が出した理由は、市民のプライバシーと企業の機密情報を保護するためである。 これは明らかに正当な理由にはならない。

 

「盗人が他人を盗人呼ばわりをする」茶番劇

 

彼らは自分たちの「黒歴史」を忘れているようだ。

 

2013年に発生した「プリズム暴露事件」では、米国が自国民や同盟国を含む他国に対して包括的な監視を行うという忌まわしい慣行が明らかになった。

 

米国は世界中から1日に50億近くの携帯電話の記録を集め、ドイツのアンゲラ・メルケル首相の携帯電話を10年以上にわたって盗聴し、何億人ものユーザーから情報を盗んだと非難されている。

 

盗聴スキャンダルだらけの米国が「クリーンネットワーク」を叫んでいるが、これは「盗人が他人を盗人呼ばわりをする」というとんでもない茶番劇のようなものだ。

 

ハッタリをかます計画。

 

滑稽な動機もさることながら、この計画は実施の観点から見ても「スローガンを叫ぶ」ようなものだ。

米国科学技術メディアのThe Vergeは、ホワイトハウスが中国の技術をインターネットから一掃する計画は、今のところただのハッタリに過ぎないと述べている。

 

  専門家の意見では、計画は、それがどのように実施されるかの技術的な詳細や、変更を実施するために必要な立法的な根拠について言及していない。

 

  インターセプト紙は直接、この計画を「意地悪で偽善的」と呼んだ。

 

  「クリーンネットワーク」は、声明というよりも、みんなに読んでもらうためのちょっとした作文のようなものだ。

 

  結局「嘘をつく、ごまかす、盗む」という「金言」を生み出したのは国務長官だった。彼の発言にどれだけの信憑性があるのか?

 

"閉ざされた城でのはかない夢

 

  皮肉なことに、もし米国が本当にこの計画を実行すると、自身がさらに大きな損失を被る可能性がある。

 

  これは反グローバル化戦略であり、長期的には誰も利益を得ません。もしすべての国がこの「クリーンネットワーク」の振舞に従えば、インターネットの世界全体が分裂し、米国のフェイスブックやグーグルのようなグローバルなソフトウェアは、この閉ざされた世界ではビジネスができなくなるだろう。

 

  トランプ大統領2019221日にこのようにツイートしている。:現在のより高度な技術をブロックするのではなく、競争でアメリカに勝ってほしい。

 

  アメリカが今やっていることは、元々言っていた事を平手打ちにするものだ。

 

  近年のトランプ政権は、一国主義を追求することに固執し、「群れからの撤退」にハマり、市場原理や国際ルールよりも自分の利己的な利益を優先させ、やがて自分の実を食べる「孤独で閉鎖的な城」の中で夢を見ている。

 

<CCTV新聞>美国要清除中国App这套贼喊捉贼的把戏该结束了

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