中国が貿易を武器にして他国を虐めています。中国税関は台湾パイナップルの輸入禁止を発表しました。台湾からは非難の声があがっています。
中国税関は、台湾から輸入されたパイナップルから「害虫」が繰り返し検出されたとして、3月1日から台湾から本土へのパイナップルの輸入を一時停止すると発表しました。
台湾の蔡英文総統は、この決定を非難し、農家を助けるようにパイナップルをもっと食べようと呼びかけました。
蔡英文総統は、全ての台湾産農産物は常に国際規範を遵守し、輸入国の要求を満たすもので、台湾パイナップルも輸出合格率は99.79%と高いと述べています。
台湾でのパイナップルの生産量は年間約42万トンで、約10%にあたる4.5万トンが輸出され、そのほとんどが中国向けです。
中国が輸出入品を武器に他国に圧力をかけることは今に始まったことではなく、古くは日本へのレアアース輸出を停止したり、昨年からはオーストラリアからの鉄鉱石、石炭、牛肉、ワインなどを輸入禁止、高関税などで規制を続けています。
台湾パイナップルを輸入禁止にしたのも、台湾独立の動きを牽制し、圧力をかけることが目的なのでしょう。
このような中国政府の横暴を放っておくことはできませんので、庶民としてパイナップルを消費することで、台湾を助けたいと思います。
台湾パイナップルを食べましょう。
台湾パイナップルは薄皮で果汁が多く、食物繊維とパイナップル酵素が豊富で、栄養素もたくさんあります。
そのまま食べても美味しいですが、台湾名物のパイナップリケーキも美味しいですよ。ネットでレシピを検索して手作りしてもいいですね。
ネットショッピングでも買えます。
手作りスイーツの得意な方々は、パイナップルを使ったレシピを色々考えて見てはいかがでしょう。美味しいものを食べて、台湾の支援も出来て、一石二鳥ですね。
参考記事
<美国之音>中国海关宣布暂停台湾菠萝输入 台湾总统蔡英文表示谴责
http*://bit.ly/3uEMLIA
<rfi>高雄六龟农会接获陆方来电暂停出口莲雾到大陆台官方称个别行为
http*://bit.ly/3q1W9Cz