黄大仙の blog

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中国政府が地方政府に「恒大倒産に備えろ、暴風雨がやってくる」

崩壊が噂される中国の恒大集団は、22日夜に元建て債の利払いをすると発表したことで、一時的にはデフォルト危機は先延ばしされた、との観測が広がりました。しかし、23日のドル建て債の利払いは未だされてません。そして中国政府は『恒大集団の倒産に備えろ、暴風雨がやってくるぞ』との警告を、あらゆるレベルの地方政府に出したことが明らかになりました。

 

 

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倒産が噂される恒大集団


  米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディア世界新聞網と、米政府系ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

 

  崩壊寸前の恒大集団は、今後数週間で返済すべき一連の債券を抱えており、今年の中国経済の足を引っ張る可能性があります。

 

  中国の投資銀行のアナリストの中には、遅かれ早かれ中央政府が恒大集団の資産を買収するだろうと考えている人もいます。

 

  しかし、恒大集団は中国経済に終焉を告げる、トドメの一撃とみるむきもあります。

 

  米国メディアが23日に明らかにしたところによると、中国政府は、恒大集団に崩壊の可能性があり、潜在的な崩壊の暴風雨に備えるよう地方政府に警告しました。

 

 

  恒大集団は2223日に支払期限を迎える23200人民元(約40億円)の利払いを解決するために、国内債券の保有者と私的な交渉に入ったと発表しました。

 

  しかし、恒大集団は、24日に総額20億米ドルのオフショア債の利息83.5百万米ドルを、今週にはさらに47.5百万米ドルを支払わなければなりません。

 

  恒大集団はまだ支払い計画を発表しておらず、30日以内に支払いができなければ債務不履行となる可能性があります。

 

  24日のウォール・ストリート・ジャーナル紙の独占報道によりますと、北京の中央政府は、あらゆるレベルの地方政府に対し、破産管財を開始するための不動産整理チームを事前に編成するなど、「恒大集団の崩壊」に備えるよう指示しました。

 

  さらに北京の中央政府は、「市民の不満から生じる安定性の問題を監視する」ことに特に注意を払い、「来るかもしれない嵐に立ち向かう」ために地元の法執行部隊を事前に配置するよう要求しました。

 

 

  恒大集団は2020年頃から資金繰りが著しく厳しくなり、20218月には、多数の建設プロジェクトが停止を余儀なくされ、川下の業者が債権回収のために結集し始めただけでなく、従業員による抗議活動も行われています。

 

  恒大集団のもう一つの派手な投資先である中国サッカーリーグの巨人「広州恒大集団」も、昨年秋から給与の滞納が続いていると噂されています。

 

  23日夜、広州恒大は、チームの秋季トレーニングを無期限に延期することを発表し、チームのイタリア人監督は契約を緊急に打ち切り、チームを離れてイタリアに帰国したと言われています。

 

 

  恒大集団が江沢民派の企業なので、習近平が助けるはずがないとする噂や、恒大集団を潰して不動産バブルを崩壊させることは、不動産価格を下げることになり、習近平に進める「共同富裕」政策によるものとの噂もあります。

 

  恒大集団倒産への準備は、日本人もしっかり進めておいた方が良さそうです。

 

参考記事

<自由亜州電台>中国政府为恒大倒台做准备 风暴山雨欲来

http*://bit.ly/3meL9lF

<世界新聞網>北京下令「恒大倒闭预备」全中国待命地产维稳?

http*://bit.ly/3ERnWOP

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