黄大仙の blog

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恒大集団の許家印董事長は、週次会議の中で12月に39000戸の引き渡しを目指すと叫ぶ

経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は26日の週次会議の後、建物の引渡しを再開が進展していると発表しました。 グループ董事長の許家印は週次会議の中で非常に厳しい状況の中で、作業の成果が出始めていると述べていました。

  米国に拠点を置く、世界中の華人向けメディアの世界新聞網の記事より。

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恒大集団の週次会議で檄を飛ばす許家印董事

  今年もあとわずかとなった中、許家印董事長は今月中に39,000戸の引渡しという目標を確実に達成するために、全力を尽くさなければならないと述べています。

 

  恒大集団の過去3ヶ月の引き渡しは、1カ月当たり1万戸未満にとどまっていました。

 

  恒大集団が発表した情報によると、26日現在、恒大集団の中国国内プロジェクトの再開率は91.7%で、9月上旬に比べて40ポイントも上昇しています。

 

  現在、北部の多くの省で冬休みがあるにもかかわらず、89000人が仕事を再開し、9月と比較して31%増加しています。

 

  許家印董事長は、「各レベルの政府の指導、金融機関、社会の各セクターの支援のもと、恒大集団は非常に困難な状況下で数ヶ月間、グループのすべてのスタッフの努力により、建物の引き渡しを確実にするために仕事と生産を再開した」と述べています。

 

  また許家印董事長は、作業や生産の再開が目的ではなく、オーナーへの建物の引き渡しにおいて『質と量の確保』が最も重要な目的である」と述べ、「80%以上の装飾業者と材料供給業者が現在恒大集団との協力を再開している」と主張しています。

 

 

  3000億ドルを超える負債を抱える恒大は債務返済や住宅購入者への物件引き渡しで悪戦苦闘しています。

 

  許家印董事長は、「恒大集団では誰一人横着をさせない。『寝そべる』ことは許されない。グループの各レベルのリーダーは、全スタッフを率いて、あきらめない精神を受け継ぎ、昼夜を問わず努力しなければならない」と強調しました。

 

  許家印董事長は、「プロジェクトの再開と生産を全力で行えば、住宅は必ず所有者に引き渡され、売上が必ず再開され、操業も再開され、借金も返済される」と必死に叫びました。

 

 

  週次会議に先立つ23日には、恒大集団はグループが現在直面している危機に鑑み、債権者とのコミュニケーションを積極的に維持し、グループのリスクを解決してすべての関係者の合法的権益を保護すると発表していました。

 

  24日には、許家印董事長とその妻が保有する恒大物業3億株(798香港ドル)20日に売却されていたと発表されました。

 

  許家印董事長の『プロジェクトは再開されている』との発言とは裏腹に、自身の資産の切り売りは進んでいるようです。

 

  綱渡の状況が続く恒大集団の債務返済問題ですが、うまく乗り切ることができるのでしょうか?

 

  もし破綻した場合に備え、我々日本人は何を準備して置いたら良いのでしょう?

 

参考記事

<世界新聞網>恒大复工会 许家印信心喊话:确保12月交楼3.9万套

http*://bit.ly/3EBCJfi