ロシアのウクライナへの侵略戦争が世界に衝撃を与え、新ロシア国家と思われている中国の動きに国際的な注目が集まっています。このほど ロシア連邦保安庁から改めて発表された報告書では、台湾に言及し、習近平・中国共産党総書記が今秋にも「台湾の完全統一」を検討していることが明らかにされました。
台湾のニュース情報プラットフォームの新頭殼(Newtalk新聞)に掲載された記事より。
ロシア連邦保安庁のアナリストが書いたとされる報告書によると、習近平は3期目の再選を果たすために勝利が必要でした。
そのために、この秋に本格的な台湾侵攻を考えていましたが、ロシアのウクライナ侵略とその破滅を見て、習近平は台湾攻撃の機会がもはや存在しないことに気付いたようです。
FSBの報告書では、ロシアのウクライナへの侵略戦争について、このまま対ロ制裁が効力を発揮すれば、ロシアがヨーロッパ全土を砲撃する可能性が高まり、これはハッタリでも脅しでもないと強調しています。
この戦術の提案者の中には政策決定階層のトップに立つ者もおり、その中には、このままでは国内戦争反対派の圧力でロシアを滅ぼすだけだから、対外戦争で内圧を減らすべしとする声も少なくないといいます。
情報ジャーナリストのクリスト・グロゼフ氏が元FSB職員と現役FSB職員の2人に内容を見せたところ、いずれも「同僚が書いたものに間違いない」と述べたといいます。
しかしこの報告書に関しては、ウクライナ政府関係者が心理戦術としてリークした偽FSB文書ではないかとの憶測もあるようです。
この記事は欧州のメディアでも取り上げられています。
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習近平は今秋の台湾武力侵攻は諦めたようですが、ヨーロッパの戦争が拡大し、ロシア対NATO軍になった場合には、米軍が手薄になったアジア極東で、中国が台湾侵略を始めることも十分に考えられます。
台湾を攻略した後の中国人民解放軍の次のターゲットは、、、
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参考記事
<新頭殼新聞>「曾考虑今秋全面接管台湾」 俄罗斯联邦安全局密件揭习近平犯台野心
http*://bit.ly/3teZxPu
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