7月中旬、中国のネットの女性インフルエンサーが、ホホジロザメを食べたと疑われる動画が流されました。公安や政府当局の調査の結果、福建省沿岸で捕獲されたホホジロザメであることが確認され、インフルエンサーは逮捕されました。
中国国内ニュースサイトの中国新聞網に掲載された記事より。
7月14日、「提子(Tizi)」という料理インフルエンサーがサメのバーベキューを撮影した動画がインターネット上に公開されました。
四川省南充市の海産物スーパーの前で、「提子」が大きな「サメ」の入った包みを開ける様子を撮影したもので、サメの体長は2メートルとされていました。
街中でポーズをとった後、サメは郊外に運ばれて捌かれ、調理されました。
「提子」は大鍋で大げさに調味料を加えて調理し、尻尾はバーベキューに使い、魚肉には赤い調味料をまぶした。動画の左上には「人工養殖で食用可」というキャプションが書かれています。
動画が公開された後、ネット上に爆発的に拡散し、一部の視聴者から、このサメが国際的に絶滅の危機にある野生動物で、国内では2級保護動物に指定されているホホジロザメではないかと指摘されました。
[YouTubeに転載された「提子」の動画]
南充市公安局によると、「提子」は福建沿海の景東からホホジロザメを購入し、すでに関係者は警察に取り締まられているとのことです。 現在、「提子」のアカウントは凍結されています。
「提子」は動画の中で、国内に数匹しかいない黄金のチュウゴクオオサンショウウオ30ポンドを揚げて食べたと主張していますが、 動画では、野生のチュウゴクオオサンショウウオかどうかは特定できていません。
また、「提子(Tizi)」はワニやダチョウを食べる様子もライブ配信したことがあると伝えられています。
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日本でもユーチューバーが悪ノリして顰蹙を買うこともありますが、最低限のルールは守ってほしいですね。
まあ、日本の大手新聞でも、珊瑚礁に自分で傷をつけておいて「誰が傷つけた!」と報じてみたり、捏造記事で日本と近隣国との関係を悪化させるような新聞社もありますから、身を正して最低限のルールは守りましょう。
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参考記事
<中国新聞網>网红提子账号被封禁:吃大白鲨或面临10年以上刑罚