黄大仙の blog

何にでも首を突っ込みたがる好奇心旺盛なOJISANブログです。

悪徳業者ネットで50%引きの上海ガニの注文を取り、代金を受け取ったら連絡不能に

今年も中秋節(旧暦815)が近づき、上海ガニの季節がやってきました。今年は猛暑続きで陽澄湖の上海ガニの生産量は激減し、大型の上海ガニが全滅しただけでなく、普通のカニも昨年同期に比べ5割ほど値上がりしています。オンラインショッピングのページでは、客寄せのため特別に値引いた「試食価格」が設定されていますが、その中には販売者のふりをした詐欺師も紛れ込んでいます。

  米国に拠点を置き、中国、台湾、香港、マカオの政治、経済、社会、生活、金融などのニュースを世界中の華人向けに発信するメディアの世界新聞網の記事より

今年の上海ガニは高価に

  詐欺師のオンラインショップでは新鮮で大きな上海ガニと送料無料を約束しており、購入者が代金を送金した後に口座へのアクセスが遮断され、電話連絡もできなくなった事例が報告されました。

 

  警察によると、最近上海ガニの販売を謳った同様のネット詐欺が4件報告されており、そのうち2件の被害者はそれぞれ30匹以上の上海ガニを購入し、すぐに代金を指定口座に振り込みましたが、直後に飯場業者と連絡が取れなくなったといいます。

 

   蘇州沙家浜陽澄湖上海ガニ産業協会の蔡建東会長は、「今年は暑かったので、陽澄湖の上海ガニの脱皮が遅れて成熟率が低く、中秋節に食卓に並ぶカニの数が非常に少亡くなっています。」と説明しています。

 

  蘇州市陽澄湖上海ガニ産業協会プレスオフィスの姚水生氏は、「1015日ごろに出回る予定です」と語っています。

 

  姚水生氏は、「継続的な高温が陽澄湖の上海ガニに影響を与えたため、成長の重要な段階に入った陽澄湖地域の生産者、政府水産部門、蘇州市陽澄湖上海ガニ産業協会は、水中への酸素供給や上海ガニへの栄養素の補給を積極的に実施しており、その結果繁殖コストが上昇し今年の上海ガニの価格に影響を与えている。」と述べています。

上海ガニの産地

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

  上海ガニは、蘇州の陽澄湖で獲れた上海ガニが最も有名で高級ですが、太湖の上海蟹もリーズナブルで美味しいので人気があります。上海人や香港人が特に好んで食べます。

 

  大きさは10cm程度と日本の蟹ほど大きくはなく、カニの身よりも主にカニみそを楽しむ食べ物とされています(爪楊枝で身をほじくって食べる人も多くいます)

 

  「九雌十雄」と言われ、旧暦9(10月頃)には濃厚な黄色の卵が詰まったメスが、旧暦10(11月頃)にはねっとりした白子がいっぱいのオスが美味しいとされています。

 

  陽澄湖や太湖周辺では道路沿いで箱詰めした上海ガニを売る露天商が多くスーパーよりも安いので、車で蘇州や無錫に出張した時にはよく買ってました。

 

  例年だとスーパーでは140~200(800~4000)ぐらいで買えますが、今年は5割以上高くなっているようです。このため『安売り詐欺』も横行しそうな雰囲気です。


 

参考記事

<世界新聞網>香港大闸蟹货少贵5 购收钱后失联

https://bit.ly/3QyVaqY

カジ旅