日本のシンクタンクが最近行った調査によると、日本人の約7割が、今年が日中国交樹立50周年であることを知らないことがわかりました。 現在の日中関係に満足している日本人はわずか6.1%で、4割以上が日中平和友好条約を「口先だけのものになった」と懐疑的な見方をしています。
台湾の4大新聞のひとつで、台湾国内で発行部数第一位の自由時報の記事より。
日本の特定非営利活動法人『言論NPO』が21日に発表した世論調査によると、約1000人の回答者の67.1%が、今年が日中国交樹立50周年であることを「知らない」と回答しました。
また、現在の日中関係について満足している人が6.1%、不満が40.3%で、30.8%が「国交樹立時に期待されていた、中国と日本との協力で地域の平和と安定を促進する」がまだ実現していないと答えました。
日中平和友好条約が機能していると思う人はわずか8.3%にとどまり、「あまり機能していない」が29.8%、「もはや実体がない」が18.4%、「懐疑的」が48.2%と回答しました。
日中平和友好条約の存在を知らなかった人は14.2%、内容を知らない人が28.9%でした。
両国首脳の訪問交流については、「すぐにでも実現すべき」が36.9%、「よくわからない」が29.5%、「流行が落ち着くまで待つべき」が22%、「いろいろと難しいので先送りにすべき」が11.2%でした。
調査は7月23日から8月14日にかけて、18歳以上の日本人男女を対象に実施され、有効サンプル数は1,000、うち男性は48.3%、女性は50.9%、その他0.8%でした。
年齢別では、20歳未満が2.3%、20~29歳が11.9%、30~39歳が14.8%、40~49歳が17.3%、50~59歳が14.7%、60歳以上が39%となっています。
学歴は、小中学校卒が5.5%、高校卒が42%、短大卒が21.5%、大学卒が28%、大学院卒が1.2%となっています。
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媚中派の林芳正外務大臣を筆頭に日中国交樹立50周年を祝いたい議員は多くいるようですが、7割もの国民が今年が日中国交樹立50周年であることを知らないようでは話になりませんね。
たった6.1%の国民しか日中関係に満足していない現状では、お祝いどころではありません。
中国に忖度する日本のマスコミが報じないのも無理のないことです。
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参考記事
<自由時報>中日建交将50周年 日民调:仅6%民众满意两国关系
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