中国の国慶節休暇明けの中国株式指数CSI300は2年半ぶりの安値の3732.02となり、上海総合指数は3000ポイントを割り、香港のハンセン指数は3%の下落となりました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
CSI300指数は、上海証券取引所と深圳証券取引所に上場している中国企業のA株の上位300銘柄の株価指数で、国慶節休暇明けには2.2%下落して2020年4月3日以来の安値で取引を終えました。
中国東北証券は、国内での伝染病の流行が各地で続いていること、ロシア・ウクライナ紛争、海外での引き締めや米中間の摩擦などが市場低迷の要因であると分析しました。
国慶節休暇中に発表されたデータでは、観光消費支出や興行収入の減少が見られるなど、消費低迷の兆しが見られたと伝えられ、一連の悪いニュースが広範な売りの波を引き起こしたと、米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙は指摘しました。
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今年は米国の長期金利の上昇とともに、米国株価を筆頭に世界中の株価が下落していますので、中国・香港の株価が下落するのは仕方のないことですね。
年末に向けて株価は回復すると見る向きもあるようですが、米国株はともかく中国・香港株は当分低迷が続くでしょう。経済はガタガタなのにゼロコロナは緩和しないし、米国の制裁も厳しいです。
参考記事
<自由亜州電台>中国沪深300指数跌至两年半新低