黄大仙の blog

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ドイツメディア 『残酷な計算:全国民に伝染病を感染させる—習近平の計画はこうだ』

中国当局がゼロコロナ政策を事実上放棄した後、中国国内での感染拡大が制御不能に陥っているように見えます。しかし習近平政権は国民の生命や健康を犠牲にして、意図的にこのようなことをしたのではないか、と推測するアナリストもいます。

  ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より。

習近平の狙いは全国民を感染させること?

  『残酷な計算:全国民に伝染病を感染させ、数千人を殺し、国民を騙す習近平の計画はこうだ』と題されたレビューがドイツ紙に掲載されました。レビューには、次のような内容が書かれています。

 

  武漢発世界的な新型コロナ感染大流行が始まってから3年、中国のソーシャルメディアには再び、過密な病院の廊下、瀕死の患者、疲労困憊した医師が行ったり来たりする様子、火葬場の前に並ぶ遺体運搬車の長い行列などの恐ろしい映像であふれかえっています。しかも今回は1000万人規模の大都市だけでなく、中国全土で起こっているんです。

 

  春節を目前に控えていることを考えると、もっと悪いことが続く可能性があります。

 

  なぜ、このような極端な変化が起きたのでしょうか?

 

  経済的に大打撃を与えた強引なゼロコロナ政策は、何の抵抗もなく急激に自由化されたように見えます。

 

  しかし、その裏には残酷なまでの計算があるのかもしれません。

 

  『 政府が国民の窮状を隠蔽しながら、急速な国民皆感染を断固として推進する』ということです。

 

  これは、この世界的なパンデミックにおいて、まだどの国も敢行したことのない残酷な方法です。

 

  中国政府は、ゼロコロナ政策解除以前と比べれば抗議行動を恐れることはありません。 もはや誰も街頭に出る勇気はなく、多くの人が肉体的に疲弊しているからです。

 

  習近平政権は、予防と管理に失敗したため、行動力を取り戻すために極端な行動に出てしまったのです。

 

  習近平政権の予防と管理(ゼロコロナ政策)の欠点は、ワクチン接種をしっかり進めなかったこと、完全なゼロコロナに長らくこだわりすぎたこと、ウイルスとの付き合い方を議論させなかったことの3点で、大きく非難されています。

 

  そのため、中国はオミクロン変異株の猛威に備えることができませんでした。 一方、欧米では有効性の高いワクチンが承認されて以来、感染曲線は比較的平坦に保たれていますが、中国の感染曲線は現在、垂直に上昇しています。

 

  1年前には、習近平は中国が健康で幸せで強い経済の輝かしい見本であると紹介していましたが、今や状況は正反対となり、感染者数は驚異的に増加し、経済成長率は低下しています。

 

  報道によれば、中国の厳しい出入国制限も、PCR検査や検疫の義務などの国内措置が1月から解除されます。

 

  しかし、あと少しで医療制度が崩壊しそうな国に、誰が旅行に行きたいと思うのでしょうか?

 

  この3年間、中国は世界から孤立していました。 今、中国国内で爆発的に増えている新たな感染症や、間近に迫った海外旅行ラッシュを考えると、再び中国に門戸を開くには十分な理由が必要です。

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  実はドイツは中国人旅行者に対して、検査の義務化など制限的な措置を発表していません。

 

  中国政府は中国人の海外渡航の制限を撤廃しましたので、無防備で中国人渡航者を受け入れるわけにはいかない、何らかの入国制限が必要だとの趣旨で書かれた記事だと思われます。

 

  日本は中国からの渡航者のコロナ検査を義務付けていますが、ドイツなど中国からの渡航者を無条件に受け入れている国からの渡航者にもコロナ検査を義務付けた方が良いのではないでしょうか。

参考記事

<徳国之声>语媒体:中国式群体免疫

https://bit.ly/3GxCqpI