黄大仙の blog

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EU、中国人入国者の検査義務化を「強く」提案、ドイツが呼応

中国で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、EUは中国からの渡航者に対する検査要件の導入を「強く」推奨し始めました。ドイツ政府は5日、ドイツでも中国人入国者に新型コロナの陰性証明の提出を義務付けると発表しました。

  ドイツ国営の国際放送事業体である徳国之声の記事より。

ドイツでも中国人渡航者のコロナ検査義務化

  ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は5日、中国での新たな感染症が相次いでいることを踏まえ、ドイツは中国からの入国旅行者に新型コロナの検査結果の提出を義務づけると発表しました。

 

  今後、中国からの旅行者は、ドイツ入国時に高速スクリーニング抗原検査が陰性である必要があります。 さらに、入国時にウイルスの変異がないかどうかを無作為に検査することにしています。 また、中国からの航空機から出る排水の検査も実施する予定です。

 

  中国人旅行者に対する検査やその他の対策の必要性は世界的に議論されており、14日に開催されたEU国保健省代表の会議では、中国での集団発生に対するEU全体の協調的対応について協議が行われました。

 

  EU報道官は、「大多数の国は、旅行者が中国の国境を離れる前に検査を受けることを義務化することに賛成している」と述べました。

 

  欧州委員会のステラ・キリアキデス保健・食品安全担当委員は、「欧州の連帯は、新型コロナウイルスとの闘いにおける我々の最強の手段であり続ける」と述べ、出国前の検査や廃水監視強化などの措置を結論として支持したとツイートしています。

 

  EU国保健省代表の会議の決定は、個々のEU諸国を拘束するものではありませんが、重要なガイドラインであると考えられています。

 

  EU国保健省代表の会議の決定を受けて、ドイツ、ベルギー、スウェーデンも、中国からの旅行者に新型コロナの検査で陰性を証明する書類の提出を求めると発表しました。

 

  EUは元々中国人渡航者へのコロナ検査に消極的でしたが、今年になって検査陰性を義務付ける意見が主流になってきたようです。

jp.reuters.com

 

  しかし、コロナ検査義務化に反対する意見も根強くあり、欧州疾病予防管理センターも、中国の状況は欧州の疫学的状況に影響を与えないだろうとし、中国の変異型はすでにEU域内で流通しており、これまでのところ、EU市民の免疫反応に課題を与えていないと指摘しています。

参考記事

<徳国之声>欧盟强烈议对中国入境者实施强制检测 德国响

https://bit.ly/3CtT3QN