伝統的な旧正月の前夜の大晦日、新疆ウイグル自治区のウイグル人が地元の漢民族の役人から豚肉を食べ、酒を飲んで漢民族と一緒に祝うよう強制されたというニュースが飛び込んできました。
米国に拠点を置く中国語放送の希望之声の記事より。
ドイツ・ミュンヘンに本部を置く世界ウイグル会議のディリシャティ・スポークスマンは、中国・新疆ウイグル自治区の漢族当局者がワインや豚肉、ラードを混ぜた餅を持ってウイグル人宅を訪問し、 一緒に新年を祝うように強制したほか、ウイグル人にそれを食べるように要求したと述べました。
ウイグル人はイスラム教徒なので、飲酒はしませんし豚肉も食べません。
ウイグル人は、中国の漢服を着て、ドアに対聯を書き、寺の縁日に参加するようにまで言われたとのことです。
実は、中国共産党がウイグル人に旧正月を祝うことを強要したのは、今回が初めてではありません。 2018年からは、地元役人がイスラム教徒に対して、ドアに対聯を貼ることや提灯を吊るすことを強制し、端午の節句には粽を包んで食べることを要求していると報じられています。
もし、指示に従わないと、再教育キャンプに送られます。 新疆ウイグル自治区の教育キャンプから解放されたウイグル人など少数民族は、拘束中に酒や豚肉を食べること、喫煙を要求されたことを繰り返し暴露しています。
ディリシャティ氏は、中国共産党はウイグル人に宗教活動を禁じ、漢族の習慣を受け入れることを強要してきたと指摘しています。
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春節の大騒ぎも、中国にいて中国人と一緒に騒ぐのはとても楽しいことですが、強制されたら面白くないですね。
参考記事
<希望之声>中国新年前夕 中共强逼维族人喝酒吃猪肉