中国の合計特殊出生率が、2020年の1.30から昨年は1.09に低下したと、中国政府系メディアが先週、国家衛生委員会の調査結果を引用して報じました。
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。
中国の合計特殊出生率は1.09で、高齢化社会である日本の1.26を下回っており、国内経済の減速への対応にも苦慮している中国政府にとって、長期的な課題となっています。
今年初め、国連は、中国の人口が1960年代以来初めて減少したことを示す一連の数字を発表し、中国が長年保持してきた世界一の人口大国の座をインドに明け渡したと発表しています。
中国当局は、1.09という合計特殊出生率に言及した報道と、この問題に関するネット上の議論を検閲しているようで、 この記事はすでにネット上では削除されています。
ウィスコンシン大学で中国の人口動態を研究している易福賢氏は、中国の今年の新生児数は800万人を下回ると予測しています。この数字は、中国が一人っ子政策を廃止した2016年の新生児数1800万人の半分以下です。
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人口は減っていき、失業率は増える一方、輸出入も減り、デフレ傾向、何か明るい話題はないんでしょうか?
参考記事
<自由亜州電台>中国总和生育率大幅降至1.09