米国と中国共産党の戦略的競争に関する米下院特別委員会の委員長を務めるマイク・ギャラガー下院議員(共和党、ウィスコンシン州選出)が、2月22日から24日にかけて代表団を率いて台湾を訪問しています。中国外交部は即座に反応しました
米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事と、中国国内ニュースサイト百度新聞に投稿された記事より。
代表団に参加するメンバーは、マイク・ギャラガー下院議員(共和党)、ラジャ・クリシュナムルティ下院議員(民主党)、ジョン・ムーレナー下院議員(共和党)、セス・モールトン下院議員(民主党)、ダスティ・ジョンソン下院議員(共和党)です。
代表団は台湾の指導者や市民社会のメンバーと会談し、米台関係、地域の安全保障、貿易・投資、その他の相互の関心事に関する主要問題について話し合います。
台湾総統府と外交部は、党派を超えた重鎮議員の代表団を心から歓迎しています。
代表団は22日午前10時と11時に総統府で蔡英文総統と頼清徳副総統の歓迎を受け、その後、米台経済・貿易、インド太平洋地域情勢など、さまざまな議題について意見交換を行いました。
また、22日午後は、呉釗燮外交部長が設宴し、台米関係や地域情勢雄など重要な議題について食事をしながら意見交換を行いました。
マイク・ギャラガー米議員は台湾を訪問した際、次期米大統領が誰になろうと、米国は台湾を支持し続けると発言しました。
これに対して、中国外交部の毛寧報道官は22日午後の定例記者会見で、ロイター通信の記者の質問に対して以下のように答えました。
毛寧報道官:「台湾は中国の不可侵の領土であり、中国は常に米側と台湾当局とのいかなる形の公式交流にも断固として反対しており、米国がいかなる形であれ、いかなる口実であれ、台湾問題に干渉することに断固として反対している。」
毛寧報道官:「我々は米側に対し、台湾問題が極めて複雑で敏感であることを認識し、一帯一路の原則と3つの中米共同コミュニケの規定を遵守し、慎重かつ適切に台湾関連問題を処理し、米台間の公式交流を停止し、『台湾独立』を求める分離主義勢力に誤ったシグナルを送ることを停止するよう求める。」
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中国と台湾は、金廈海域でいざこざを起こしていますが、中国が海警局による武力をちらつかせている中、米国議員が訪台することは、中国を牽制する意味では有意義だったのではないでしょうか。
参考記事
<自由亜州電台>加拉格尔率美国跨党派议员22至24日访问台湾
<百度新聞>美议员称不管谁当选总统美将继续支持台湾,外交部回应
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