黄大仙の blog

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IMF専務理事、中国に内需刺激と消費者信頼感の向上を要請

国際通貨基金IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は、中国はもっと個人消費を喚起すべきだと述べました。

  米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局の自由亜州電台の記事より。

IMF専務理事、中国に内需刺激を要請

  ゲオルギエバ専務理事は、過剰投資による不動産危機で内需が大きな打撃を受けている中国は「岐路」に立たされていると指摘しました。

 

  ゲオルギエバ専務理事は中国に対し、数十年にわたる投資・輸出主導の成長モデルから脱却し、個人消費によって経済を活性化させるよう促し、「今こそ国内の成長源を探す時だ。」と述べました。

 

  ゲオルギエバ専務理事はまた、中国はまず不動産危機を解決し、消費者の信頼を高め、社会保障制度を強化・改善し、中国国民が貯蓄を減らし、消費を増やす機会を得るようにすべきだと述べました。

 

  最近、中国を訪問したイエレン米財務長官も同様の見解を示し、中国政府は電気自動車や太陽エネルギーのダンピングによる世界市場の破壊ではなく、国内消費の拡大に焦点を当てるべきだと述べています。

 

イエレン米財務長官:過剰生産能力は世界に害を与える、 中国:保護貿易主義の言い訳にするな - 黄大仙の blog

 

  米投資銀行モルガン・スタンレーの元チーフエコノミスト、スティーブン・ローチ氏も、「中国の構造的逆風は消費を下押ししており、過剰な恐怖に駆られた予防的貯蓄を減らすためには社会保障改革が必要である。」と警告しています。

 

 

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  IMFをはじめ国際社会は中国経済の低迷を気遣い、さまざまな提言を中国に向けて発信していますが、当の中国習近平国家主席はこれ以上の景気刺激策を指示するつもりはなさそうです。

 

習近平は中国経済を心配していない - 黄大仙の blog

 

  中国の若者も消費よりも貯蓄に勤しんでいるようなので、中国経済の回復はいつのことになるのでしょう?

 

中国の若者の間で「消費したつもりで貯金」が人気 - 黄大仙の blog

 

 

エコノミスト:中国経済は2024年に4つの大きな課題に直面する - 黄大仙の blog

 

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参考記事

<自由亜州電台>际货币基金组织总裁敦促中国刺激内需 提振消费信心

https://x.gd/d32Qm

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