黄大仙の blog

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バーンズ駐中国米大使、中国政府が米中間の人的交流を阻害していると非難 中国は反論

ジョン・バーンズ駐中国米大使は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで、中国は国内で反米感情を煽ることで、両国間の正常な交流を妨げようとしていると述べました。バーンズ駐中国米大使は、インタビューの中で、中国当局を強く批判し、両国の市民間の交流を妨害し、中国人が北京の米国大使館主催のイベントに参加しないよう脅迫し、自国内で反米感情を煽っていると非難しました。

  フランス国営ラジオ放送局RFIの記事より。

中国は米中間の交流を阻害

  近年、中国と米国は、貿易からハイテク、台湾問題から人権、南シナ海からロシアのウクライナ侵略戦争まで、さまざまな問題で激しく対立しています。

 

  昨年11月にサンフランシスコで行われた習近平国家主席ジョー・バイデン米大統領との会談後、両首脳は傷ついた関係を修復するため、人と人との交流を強化することで合意しましたが、バーンズ大使は中国政府の言動には一貫性がなく、その目標を達成することを不可能にしている過激な行動もあると批判しました。

 

  その一例として、昨年11月以来、中国国家安全省をはじめとする政府部門が、米国大使館が主催する61の公的イベントへの出席を禁止するよう中国国民に圧力をかけたり、イベント終了後、時には深夜にもかかわらず、出席者を威嚇するために自宅まで来て事情聴取を行ったりしていると指摘しました。

 

  さらに、中国政府は中国人学生が米国の大学に通うことも難しくしています。中国各地の大学説明会では、イデオロギーや国家安全保障上の懸念を理由に、高校生や保護者に米国の大学を宣伝する米外交官の招待を取り下げました。

 

  バーンズ大使は、中国政府が米国の信用を失墜させ、米国の社会、歴史、政策を誤って伝えようとしていることを懸念していると述べました。

 

  中国外交部の毛寧報道官は記者会見で、これに対し、「バーンズ大使の発言は事実に即しておらず、サンフランシスコでの両国首脳会談で得られた重要なコンセンサスから逸脱している。米中の正しい付き合い方に沿っておらず、両国関係の健全で安定した発展に資するものではない。」と述べました。

 

  毛寧報道官は続けて、「両国の人文交流を妨害し、妨げているのは中国側ではなく、米国側である。」と非難し、「米国は不当な嫌がらせや送還によって、米国に行く中国人留学生に大きな損害を与えている 。」と述べました。

 

  バーンズ大使は、「中国側がインターネット上で定期的に反米感情をあおっている。政府が管理するすべてのネットワークで毎日起きていることで、ネット上の反米感情は非常に高い。」と批判しました。

 

  毛寧報道官は、「中国人の目に米国がどう映るかは、基本的に米国自身にかかっている。米国側が中国側と同じ方向に進み、実践的な行動で人文交流を促進し、中米関係の健全で安定した発展を推し進めることを望む。」と反論しました。

 

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  中国は、有る事無い事並べ立てて相手国が酷いことを、自国民に喧伝して反感感情を煽るのが得意です。

 

  日本に対しても、旧日本軍が大陸で中国人に酷いことをしたと、『捏造した証拠』で自国民の反日感情を煽っています。

 

  蘇州では2022年に、中国人女性が浴衣を着て蘇州の景色を背景に写真を撮っていると、それを見た警官に非難され、公共の秩序を乱したとして逮捕される事件がありました。

 

  このような事件はググればごろごろ出てきます。

 

参考記事

<rfi>驻华大使指责中国政府阻扰中美民间交流 北京反

https://x.gd/lvUl0